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F4東日本シリーズ第2戦SUGOレースレポート

4月27日(日)スポーツランドSUGO 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:2
ドライバー:三笠雄一
マシン:美人&LTV Racing DRP RK01
エントラント:ガレージ茶畑
クラス:F4東日本シリーズ

ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス
三笠選手、坪井選手ともに初サーキットのレースという事で、レースウィークの木曜日より練習走行を開始した。金曜日までは、三笠選手が全体トップタイム、坪井選手もクラストップタイムを記録していたが、レース前日の土曜日の練習走行では、ライバル達がタイムアップしている中で、二人とも前日までのベストタイムを更新する事ができなかった。それでもタイム的にトップレベルにあるので、翌日のレースに備えて見直しを図る。
迎えたレース当日、20度を超える暖かい気温のもと予選が始まる。三笠選手は3周目まで入念にタイヤを暖め、4周目からアタックを開始。1’19.763を記録し2番手にポジションアップ。そのままアタックを継続し7周目にベストタイムを記録する予定だった。しかし、5周目以降クリアラップをとる事ができずにベストタイムを更新する事ができず、残り2分の時点で赤旗中断となってしまった。

坪井選手も予選開始序盤はクラストップタイムを継続し、5周目に1’21.340のベストタイムを記録した時点でクラス2番手だった。練習走行時のベストタイムは20秒台に入っていた為、さらなるタイムアップが期待されたがなかなかタイムが上がらない。8周目にセクター1とセクター2をベストでまとめ期待がかかったが、不運にも赤旗中断となってしまった。
赤旗中断再開から予選終了までは2分間なので、実質1周のタイムアタックとなる。1周目にタイヤを入念に暖めるがやはり厳しく、二人ともにベストタイムを更新する事ができず、三笠選手が予選4位、坪井選手がクラス3位のポジションとなった。
三笠選手、坪井選手ともに不本意なポジションからの決勝レースとなったが、スタートからタイヤが冷えている序盤に速さがある二人は、抜きにくいSUGOでポジションアップを図る。
さすがに1コーナまでが短いSUGOでは、スタートでパッシングにはいたらなかった三笠選手だが、スタート直後から3番手の阿部選手に勝負を挑む。1周目のバックストレートエンドの馬の背コーナでインをつき3位に浮上し、2番手の山田選手を追いかける。3周目のレインボーコーナー立ち上がりで山田選手がミスした隙をつきスリップストリームからバックストレートエンドの馬の背コーナで、今度はアウトから2位に浮上した。この時点で、ポールポジションの松井選手と3秒の差があり、ラップタイムが速い松井選手との差を縮める事ができない。その中で最後までミスする事なくポジションをキープし、2位フィニッシュで表彰台を獲得する事ができた。

一方FCクラスの坪井選手は、スタートから1コーナーでクラスポジションを1つ落とすが、1周目で抜き返しFCクラスの根本選手と福住選手を追いかける。FCクラスの1位2位3位がテールトゥーノーズとなった5周目の1コーナーで、坪井選手は2位にポジションを上げる。その後、本来ラップタイムの速いF4クラスが追い上げてきて、クラス順位は変わらないもののF4クラスを間にはさみ差が広がってしまう。そして、9周目のレインボーコーナーで坪井選手は、痛恨のスピンでクラス最後尾までポジションダウンしてしまう。再スタート後、ゴールまで走りきりクラス8位フィニッシュとなった。
☆三笠選手コメント
「今回のレースは、今できる事を出し尽くした最善の結果だと思います。予選は不本意な結果になってしまったので、抜きづらいSUGOではタイヤが暖まる前の3周目までに勝負を賭けていました。思惑通り3周目までに2位に上がる事ができました。しかし、松井選手との速さの差があったので、2位のポジションをキープする為にミスのない走りに徹しました。とても悔しい結果ですが、シリーズを考えて、次のもてぎ2連戦で借りを返したいと思います」

☆坪井選手コメント
「スタートで、F4クラスの車を何台か追い抜きましたが、1コーナーのポジション取りが悪くクラス4位にポジションダウンしてしまいました。それでもタイヤの冷えている序盤はライバルよりもペースが良く、クラス2番手までポジションアップする事ができました。本当に悔いが残るのですが、自分のミスでレインボーコーナでスピンしてしまいました。2戦連続でミスしてしまた要因を考え、自分の足りない部分の成長につなげたいと思います」

☆リザルト
2 三笠雄一 美人&LTVRacingDRP 予選4位 決勝2位
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選12位(クラス3位) 決勝18位(クラス8位)

スポーツランドSUGO公式リザルト

F4東日本シリーズ開幕戦もてぎDRPレースレポート

3月16日(日)ツインリンクもてぎ 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:2
ドライバー:三笠雄一
マシン:美人&LTVRacingDRP RK01
エントラント:ガレージ茶畑
クラス:F4東日本シリーズ

ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドFTRS FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス

☆参加美人時計モデル
VANRIさん、犬伏舞さん、鈴木知暖さん、まゆさん
前日までよりも気温が上がり過ごしやすくなったツインリンクもてぎサーキット。8時15分よりF4開幕戦の予選が始まった。

前々日の練習走行から常にトップタイプを記録してきた三笠選手の予選は、クリアラップがなかなかとれず苦しんだが、最終ラップにベスタイムの1’52.558を記録しポールポジションを獲得。絶好調をキープしている。

坪井選手は練習走行から、FCJ車両のダウンフォースを減らしてF4のラップタイムの2秒落ちに性能調整されたマシンのセットアップに苦しんでいた。予選は序盤こそクラストップタイムを記録していたが、コンディションが良くなるにつれ、FCクラスのホンダ勢に先行される。最終的には1’55.657のタイムでクラス5番手となったが、予選で変更したセットで方向性が見えだしたので決勝に期待がかかる。
さらに気温が上がり暖かくなり始めた決勝レースは、11時55分にスタートを迎える。
スタートはFCJ時代から大得意と言っていた三笠選手は、言葉そのまま素晴らしいスタートを決め1周目から2番手の松井選手に1秒の差をつけ逃げる。三笠選手と松井選手は、3番手以下を大きく突き放し、次元の違うラップタイムを継続。さらに三笠選手は、松井選手のラップタイムを8周目まで常に上回り差を広げていく。終わってみるとフォーミュラーレース初優勝とは思えない圧倒的なポールトゥーウィンとなった。
一方FCクラスの坪井選手も抜群のスタートを決め、混雑している1コーナーをアウトサイドから仕掛けて、2コーナー立ち上がりではクラストップ福住選手のすぐ背後、2番手までジャンプアップした。4周目まではなんとか食らいついていたが、タイヤが暖まりコンディションが良くなるとセットアップの完成度の差が出はじめ、徐々に差が開いていく。タイムが落ち始めた7周目からは、クラス3位の石川選手と激しいバトルになる。迎えた11周目のダウンヒルストレートエンドでインをつかれ、立ち上がりで仕掛け返そうとするがバランスを失ってクラッシュリタイヤとなってしまった。
☆三笠選手コメント
「練習走行から気持ち悪いくらいに絶好調だったので、レースも自信がありました。緊張しやすい性格なのですが、前週に行った南相馬のボランティアと、今日のラグジュアリーTVインタビューの緊張感の経験から、自分でもビックリするくらいに落ち着いてスタートを切ることができました。レース中も路面温度上昇のグリップダウンも適切にアジャストできたので、フォーミュラー初優勝とともに自信になりました。今年はF4の舞台で心機一転、全戦優勝を狙っていいきたいと思います」

☆坪井選手コメント
「結果を残して良い流れを作らなければならない開幕戦で、ついついがむしゃらになってしまったことが後悔ですが、反省して気持ちを切り替えていきます。思えば、富士でのシェイクダウンテストでは絶好調だったのに、もてぎでは練習走行からセットアップも進まず、調子も上がらず焦っていたのだと思います。この経験を活かして次戦SUGOでリベンジします」

☆リザルト
2 三笠雄一 美人&LTVRacingDRP 予選1位 決勝1位
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選16位(クラス5位) 決勝18位(クラス6位)

ツインリンクもてぎ公式リザルト