F4東日本シリーズ第5戦筑波DRPレースレポート

8月3日(日)筑波サーキット 筑波

☆参戦ドライバー
ゼッケン:2
ドライバー:三笠雄一
マシン:美人&LTV Racing DRP RK01
エントラント:ガレージ茶畑
クラス:F4東日本シリーズ
F4東日本シリーズ第5戦は筑波サーキットで開催。今回はFCクラスが不参加のため、エントリー8台と少し寂しいが、三笠選手のチャンピオンが決まる可能性がありメインレースと注目が集まる。三笠選手は筑波初走行ながら、金曜日、土曜日の練習走行でトップタイムをマークし、チャンピオン決定の期待がかかるとともに、本人には大きなプレッシャーとなる。

決勝レースの日曜日は35度を超える酷暑となり、フィジカルとタイヤ選択に悩まされる。というのも、練習走行でのベストタイム55.0秒はユーズドタイヤで記録したので、ニュータイヤが暑さにマッチしていなかった。すんなりとユーズドタイヤを選択したいところだが、予選と決勝の周回数にライフが持つかという心配もある。ライバル達は問答無用ニュータイヤを選択する中、三笠選手の判断で、ユーズドタイヤで挑むことに決めた。

10:55予選アタック開始と同時に一番でコースイン。ユーズドタイヤのため、1周目からライバルを大きく引き離す55.8秒をマーク。55.5秒、55.3秒、55.2秒、55.18秒とタイムを更新しトップタイムをキープするが、松井選手が55.144でトップタイムを更新。その翌周に山田選手が55.135を記録し、三笠選手は3番手に後退する。一度ピットインし、再度アタック開始。コンスタントに55.2秒台を記録するがなかなかベストを更新できない。そんな中、渾身のアタックで14周目に55.109を記録しトップ浮上!さらにラストアタックを試み最終コーナーで前車の背後についた瞬間に挙動を乱しコースアウトしてしまう。なんとかクラッシュを回避でき、ポールポジションを獲得することができたが、タイヤ左前後輪にフラットスポットを作ってしまい、決勝に不安要素を残してしまった。

スタートが得意な三笠選手は、決勝レースで難なくホールショットを奪う。しかし、直後の第1ヘアピンで、3番手4番手のマシンが接触し、コース上にストップしてしまいセーフティーカー先導となった。2台のマシンを回収するまでに6周を費やし、7周目からレース再開。ここでもローリングスタートを綺麗に決めてトップをキープするが、直後に山田選手と松井選手が迫る。10周目を過ぎると3番手松井選手が徐々に遅れをとり、三笠選手と山田選手の一騎打ちになる。その後常に山田選手のプレッシャーを受けるが、集中力を切らさずミスすることなく25周のチャンピオンを決めるチェッカーフラッグを受けた。
☆三笠選手コメント
「今年は、開幕戦のフォーミュラー初優勝から好調を維持して、念願の初チャンピオンを決めることができました。
これも偏に継続して応援してくださった皆さんのおかげです。
シーズンはまだ途中で日本一決定戦も残っていますし、レーシングドライバーの第一歩に過ぎませんので、プロに向かって今後も努力していきたいと思います。
でも本当に、タイヤのこともありスタートは緊張しました。。。
プレッシャーから解放されたので、今晩だけは余韻に浸りたいと思います!」
☆リザルト
2 三笠雄一 美人&LTV Racing DRP 予選1位 決勝1位
筑波サーキットリザルト

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