復興という名のもとの…

3月10日から11まで、福島県と宮城県を訪問してきました。

10日は早朝より、チャリティートート製造元の㈱ライト・ウィズアウト・ヒートの永瀬さんと一路福島県いわき市へ。

いわき市は、去年震災直後の3月17から20日まで緊急物資を運んだ先。

通行止めの交通量のほとんど無い、凸凹に歪んだ常磐自動車道を北上し、通行許可の出ていた終点いわき四倉で降りたときの、明かりも人気も無い不安を煽る静けさを今でも思いおこします。

左)四ツ倉駅前で緊急物資を配布   右)現在は常磐線も警戒区域外の広野駅まで復旧
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左)ツイッターや近所づての呼びかけにより   右)一年経っても人が少ないような
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左)望洋荘へ向かう途中のコンビに  右)再開してました!嬉しい!!
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小名浜のいわき・らら・ミュウへ立ち寄り、いわき市在住の友人と再会し全国の支援により平常を取り戻しつつあるいわきの現状を聞くことができました。

その後、一路仙台へ。

チャリティーグッズを販売していただいているnakagawaさんへ。

nakagawaの熊沢さんの案内で、復興居酒屋へ行ってきました。

仙台は活気がある!!というのが第一印象です。

この日は、土日で各復興際と重なってたこともあり、どの宿泊施設も満室でした。

これに比べると福島は、寂しいというのが感想です。

11日は、永瀬さん、熊沢さんとチャリティーグッズ売上の支援金を持って南相馬へ向かいました。

やはり、仙台市内へ向かう車は多いのですが、福島へ向かう車は少ないです。

人も少ないという印象ですが、釣竿をかついで自転車に乗る少年を見ると、平穏な日常とも思えます。

が、ここは放射能問題が残る南相馬市。

当然、福島第一原発半径20km以内は入れません
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南相馬で除染作業をボランティア活動しているNGO HCRの三浦さんへ熊沢さんから支援金を!
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南相馬市の追悼式に参加させていただき黙祷。市長さんは必ず復興させるとおっしゃっていました
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福島県の地震と津波の瓦礫処理は問題となっています
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雨水の跡に見えますが、黒い粉らしきものはそこら中に発見できます。これで20~30μシーベルト/h
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除染がまだまだ充分進んでいない現状で、復興を掲げたマラソン大会が開催されます。
http://kizuna51.org/

黒い粉がどれほどの危険物質化まだ解明されていません。

このマラソン大会に参加するには、誓約書が必要です。(参加者が健康を害すことがあっても主催者は免責)

こんな状況で、子供達を走らせていいのかと反対運動がおこっています。

「南相馬 マラソン大会」でgoogle検索
https://www.google.co.jp/search?sourceid=chrome&ie=UTF-8&q=%E5%8D%97%E7%9B%B8%E9%A6%AC%E3%80%80%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%BD%E3%83%B3%E5%A4%A7%E4%BC%9A

大会中止を求める声が大多数ですが、主催者・後援者共に安全・安心・復興の一点張りだそうです。

でも、真っ当に考えれば、自分の子供を安全の保証の無い危険な可能性のある行事に参加させるでしょうか?

大会が開催されても、参加者がいないことを信じます。

この大会には、福島県から1650万円の絆予算がでているそうです。

今後も、皆様から協力していただいた義援金は、福島県で迅速に有意義に活用していただける団体に、支援金として寄付させていただきたいと思います。