開幕直前FIA−F4考察

さて、今年から新しく始まるシングルシーターカテゴリーのFIA-F4!!(正式にはFIA FORMULA4 JAPANESE CHAMPIONSHIP?長い!) “FIA”と“F4”と付くことから想像がつく通り、F1直下(下の下の下ですね)国際格式のカテゴリーです。 一部地域では去年から開催されており、国ごとにワンメイク車両で競われ、F4というマシンセグメントは、まさにプロレーサーを目指す登竜門となります。 日本では2年前まで、同じセグメントカテゴリーでFCJというレースが開催されていました。 開催当初はやはり、ワンメイク車両で、各自動車メーカーの育成カテゴリーとして、熾烈で競争力の高い競技として盛況でしたが、8年も同じ車両を使い続けた弊害でワンメイクなのにマシンの性能差が顕著になり、将来を賭けて戦っているレーサーからは不満が漏れ始め、自動車メーカーの育成枠も縮小となり閉幕となりました。 新車初年度のFIA-F4はレーサーにとって言い訳の効かない競技となることでしょう!と言うそばからもう、「新車に個体差がかなりある」などと言っているドライバーも見受けられますが、現代の工業製品なので個体差など公差の範囲でしかありません。 確かに公差の積み重ねで“アタリ”とか“ハズレ”が存在するかもしれませんが、これからプロを目指すレーサーはそんな小さな心配をするよりメンタルとフィジカルを鍛えてもらいたいものですし、そのくらいは各メンテナンスガレージが対処してくれることでしょう。 そういう意味では、各メンテナンスガレージにとっても腕の見せ所になると思いますし、レーサーだけではなくチームの戦いも熾烈を極めると思われます。

そのニューF4車両ですが、シャーシが童夢製、エンジンがトムス製、ミッションが戸田製でアッセンブリーとなり3月上旬よりデリバリーされ始めました。 なんと現在までに45台ものオーダーが入り、開幕戦のエントリーは34台とのことです。 とはいえ、テストを開始してるチームもあれば、まだ納車されていないチームもあるようです。

ここで、もてぎ、富士、岡山で行われたF4車両テストの状況をまとめたいと思います。

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☆FSW推定トップタイム1分45秒1(トップスピート約230km/h) 参考タイムとして、同じサイズのダンロップタイヤを履くJAF F4が1分42秒台。そしてトップスピードが大差無いS−FJ(トップスピート約225km/h)が1分51秒台。 トップタイムを出したテスト(あえてw)ドライバーの話では、レースでは44秒台前半までいくのではとのことなので、かなりコーナリングスピードが速いと思われます。(LSDが無いので立ち上がりは遅いはずですし、ブレーキはJAF F4と比べるとしょぼいキャリパーです)

☆もてぎ推定トップタイム1分57秒1 参考タイム、JAF F4が1分52秒前後、S−FJが2分3秒前後。ここを走ったドライバーも直線でS−FJを抜けなかったと言いながらも1周6秒も違います。

☆岡山推定トップタイム1分33秒1 参考タイム、JAF F4が1分31秒前後、S−FJが1分38秒台。 ここでは、去年のFCクラスより速いです!!

某エンジニアさんの話では、走らせるのは簡単だけどかなりクセのあるマシンらしく、ドライバーは乗り方を工夫しないとタイムが出ないので、スキルアップには最適なマシンだそうです。 もてぎでもかなり速いタイムだと思いますが、富士と岡山は激速です。この比較でマシンの特徴が見えるのではないでしょうか? 是非、まだテストできていないチームさんは参考にしてみてください(汗

そしてFIA-F4の目玉は何と言っても、国内最大の集客を誇るSUPER GTのサポートレースということです。 F1と言うとちょっと大袈裟ですが、それに近い大観衆の中でレースができます。 今までのこのセグメントカテゴリーといったら、大袈裟ではなく観客席に観客は10人程度でした…(汗 SUPER GTではメディアも多数取材に訪れますし、地上波は毎週放送されています。 なんとFIA-F4も地上波にちょろっと映りますし、有料放送では、毎大会30分のダイジェスト番組になります! これは、レーサーにとってモチベーションが高くなりますし、大きなチャンスですね! あえて弊害といえば、気軽に応援に駆けつけ難くなることでしょうか?

とはいえ、スポンサー営業に行っても、まだまだFIA-F4は認知されていませんし、モータースポーツを媒体としてメリットを見出してくれる企業はありませんが、今年一年の種まきで、来年は大きなスポンサーをゲットできる予感がします…

4月4日開幕のSUPER GT第1戦岡山国際サーキットのサポートレースFIA-F4にご注目ください!!

 

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DRPボランティア活動2015年3月南相馬

3月11日12日と定例の、福島県南相馬市でボランティア活動に参加してきました。

前回の9月はまだ常磐道が開通しておらず、国道6号も通行許可証が必要でした。

今回は、新しく開通した常磐道浪江インターまで行き、国道6号を北上します。

DRPボランティア活動

途中高速道路上に線量計が設置されていますが、広野インター付近では0.2μSv/hが、北上するににつれて線量も上がっていきます。

富岡インター先大野付近2.9μSv/h

DRPボランティア活動

DRPボランティア活動

双葉町付近5.3μSv/h

DRPボランティア活動

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震災直後の2011年4月に南相馬市原町で線量計を持って活動していましたが、当時の空間線量が0.3μSv/hくらいでした。

同年8月に、南相馬市鹿島地区の学校プールに溜まった水を除染しましたが、この時の水面線量でも1μSv/h程度でした。

当然、場所の違いはあるにせよ、4年経った現在でこんなに空間線量が高いのは驚きです。

復興の為とはいえ、このような場所を通る高速道路を一般に開通するのは疑問に思いました。

毎回参加させていただいている、南相馬市ボランティア活動センターさんは、小高地区で活動しており、避難指示解除準備区域にあたります。

この地域には特別な許可がなくても入ることができ、会社や店を開くことができます。しかし、特別な許可がないと自宅などに泊まることはできません。

したがって、まだまだ復興には程遠い状況で、震災直後のままの被災家屋が多く残っています。

若い世帯は帰宅を断念し他の地域へ移住していますが、お年寄りは帰宅を希望し避難生活を続けています。

いざ避難指示が解除となっても、自宅周りをまた住める状況に復旧させるのはお年寄りには困難なため、事前にボランティア団体が整備している状況です。

毎回参加してくださっているvermilionの永瀬さんから、センター長の松本さんにチャリティーグッズを寄贈していただきました。

DRPボランティア活動

ドリームレーシングプロジェクトの坪井選手は、昨年のレースの報告です!

今回初参加の山田選手は、三笠選手の代わりに昨年のレースの報告です( ̄▽+ ̄*)

最初の現場は、ニワトリ小屋の解体作業です。

DRPボランティア活動

DRPボランティア活動

DRPボランティア活動

次の現場は、廃材の解体です。

DRPボランティア活動

宿泊は震災当時被災者を受け入れていたスパリゾートハワイアンズで休息しました。

翌日も続きで廃材の解体です。

DRPボランティア活動

竹の伐採も行いました。

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DRPボランティア活動

震災直後から継続して活動していることを評価していただき、感謝状をいただきました。

DRPボランティア活動

できる人が、 できる時に、 できる事をする。

今後も継続していきたいと思います。

坪井選手と山田選手は、レース活動をできることがいかに恵まれた環境なのか再認識してもらうとともに、ボランティア活動の中でメンタルとフィジカルトレーニングで開幕戦の準備ができたと思います。

来月はいよいよ、岡山国際サーキットで開幕戦。 SUPER GTのサポートレースFIA-F4で大観衆の中で活躍してもらいましょう! DRPサポートレーサーの応援をよろしくお願いいたします!!

ー追記ー 活動作業場所は、ボランティア活動センターが事前調査を行い安全確認をしています。 また、低線量であっても、活動作業場所の中で周辺よりも線量が高い場所は、ホットスポット表記しています。

DRPボランティア活動

 

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