F4東日本シリーズ第4戦もてぎDRPレースレポート

5月11日(日)ツインリンクもてぎ 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:2
ドライバー:三笠雄一
マシン:美人&LTVRacingDRP RK01
エントラント:ガレージ茶畑
クラス:F4東日本シリーズ

ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス

☆参加美人時計モデル
田中美央さん、大塚未喜さん、鈴木知暖さん、あやたすさん
第3戦に引き続き翌日の第4戦も栃木県茂木町は、晴天に恵まれ夏日の暑さとなった。

三笠選手は昨日のセットのまま、2戦連続ポールポジション獲得に挑む。予選開始序盤は、前車を抜きながらクリアラップをとるべく最前方を目指す。最前方にに出た3周目に1’53.065と、早くも前日のポールに迫る好タイムを記録。クリアラップになった4周目からさらにタイムアップを試みるが、気温の上昇によるパワーダウンと路面温度の上昇によりタイムが縮められない。抜きながらの周がベストラップのため、クールダウンラップをとり再アタックを試みるがベストタイムを更新する事ができなかった。しかしこれは、ライバルも同じ条件なので、最後まで三笠選手のタイムを上回る者が現れず、見事2戦連続のポールポジション獲得となった。

坪井選手も調子は良いため、前日のタイム出しを見直し、クラストップタイムに挑む。前日同様、序盤から好タイムを重ね、4周目に1’55.869を記録。前日は予選の最後の最後に逆転されてしまったため、後半にタイムがでるように走りを改善していた。しかし、三笠選手同様に、気温の上昇により序盤のベストタイムを更新する事ができない。現状のコンディションでは、タイムの更新は難しいと判断し、ライバルよりも1周遅く出たにもかかわらず、早めに予選アタックを終了させた。この判断は正解で、結局坪井選手の4周目のベストラップを上回るライバルが現れず、見事に今期初クラスポールポジション獲得となった。
ダブルポールを飾った三笠選手と坪井選手は、美人時計モデル4人とピットウォークで声援を受け、決勝レースに備える。

三笠選手はスタートが得意な事と、3回目のポールスタートに慣れてしまった事が慢心につながる方が怖いというくらいに余裕を持ってスタートを切った。序盤は、後方集団が荒れていたため、コース内に巻き上げられたダストにペースをつかめず、2位の山田選手を引き離す事ができない。それでもスリップストリームに入られないくらいの差を保ち、路面コンディションが整ってくると徐々に差を付け始める。結局もてぎでは一周もトップを譲る事なく第4戦も完勝で前日に引き続き2連勝を飾った。これで、シリーズポイントも4戦3勝2位1回と独走状態となった。

対照的にFCクラスの坪井選手は、今期初ポールスタートで初優勝をと意気込む。その意気込みとは裏腹にスタートの瞬間にストールしてしまった。すぐに再スタートを切ったものの、最後尾までポジションダウンしてしまい1コーナー2コーナーをクリアしていく。しかしここから怒濤の追い上げが始まる。まず、2コーナーの立ち上がりからF4車両のスリップに付き抜き、3コーナーアウトからFCクラスを1台パスし、7位にポジションアップ。4コーナー立ち上がりから、FCクラス5位と6位のスリップに付き、5コーナーで2台まとめてアウトからパスし5位にポジションアップ。S字を抜けV字コーナーで、FCクラス3位と4位がバトルしているところに追いつく。そして続くヘアピンでバトルしている2台をまとめて今度はインからパスし3位にポジションアップする。そして1周目終了時には、FCクラス1位と2位のすぐ後ろでコントロールラインを通過して行った。スタートのミスで切れる事なく、得意の序盤にトップ奪回を試みる。2周目もプッシュし続け、ダウンヒルストレートでクラス2位大津選手のスリップから抜け出し、クラス1位の根本選手にアウトから並びかけ、90度コーナーに侵入。1位根本選手はとらえられなかったが、2位キープと思われた矢先、イン側の選手がアウト側に迫ってきて接触をさける為に失速。真後ろの選手に抜かれ4位にポジションダウンしてしまった。3周目からは全車タイヤが暖まると、ラップタイムも落ち着きパッシングに至らない。見せ場はここまでで、悔しいクラス4位でゴールとなった。
☆三笠選手コメント
「もてぎに来る前までは、菅生のリベンジを倍返しだと言っていましたが、本当に2連勝で倍返しできてびっくりです。シリーズポイントも結構差を付ける事ができたので、シリーズチャンピオンと日本一決定戦を確実にしたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」

☆坪井選手コメント
「リヤが食い過ぎた感じで一瞬ストールしてしまいました。頭が真っ白になりかけましたが、すぐに再スタートできたので、気持ちを切り替え集中して挽回しました。トヨタでお世話になっているメンタルトレーニングの他に、自分でも本を買って勉強しているのですが。なかなか調子と結果が伴わないですが、失敗を成長に繋げて次戦に活かしたいと思います」

☆リザルト
2 三笠雄一 美人&LTVRacingDRP 予選1位 決勝1位
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選15位(クラス1位) 決勝15位(クラス4位)

ツインリンクもてぎ公式リザルト

F4東日本シリーズ第3戦もてぎDRPレースレポート

5月10日(土)ツインリンクもてぎ 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:2
ドライバー:三笠雄一
マシン:美人&LTVRacingDRP RK01
エントラント:ガレージ茶畑
クラス:F4東日本シリーズ

ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス

☆参加美人時計モデル
田中美央さん、大塚未喜さん、鈴木知暖さん、あやたすさん

F3、F4、S−FJミドルフォーミュラーのみの今大会スーパーもてぎチャンピオンカップレースは、晴天に恵まれた。しかし、風が強く気温も上昇傾向にある為、路面状況を読まなくてはならない。
三笠選手にとって、地元で得意なサーキットのツインリンクもてぎでは、開幕戦からポールトゥーウィンを飾っているため、自信と余裕を持って挑める。前日の練習走行から常にトップタイプを記録しているため、大きなセット変更もなく、路面コンディションの把握を念頭に予選に挑んだ。クリアラップのとれるスペースを見つけながらタイヤを暖め、開始早々の4周目に1’52.985を記録。その後、2番手との差があることと、路面状況からタイムアップが望めないと判断し8周でピットイン。ただ一人52秒台で2番手にコンマ4秒差をつけポールポジション獲得となった。

坪井選手は開幕から2戦連続でミスを犯し不本意な結果となっている為に、今大会にかける想いが強い。その強い想いとともに前日練習は、様々なセットを試しながらトップタイムを記録していた。レースでもタイヤが暖まる序盤が強い坪井選手は、予選開始から好タイムを塗り替え8周目までクラストップタイムの1’55.886を記録したが、最後にタイムが伸ばせずクラス3位となった。
午前中よりも気温が上がり半袖でも充分な暑さだが、相変わらず風の強いコンディションで決勝レースを迎える。
三笠選手は、開幕戦の再現となるようなスタートとレース展開となった。一つ違うのは、2番手が加藤選手となり、トップと2位の差が5秒、2位と3位松井選手の差が8秒以上と開幕戦を上回る大差でポールトゥーウィンとなった。
一方FCクラスの坪井選手もスタートを決め、得意の序盤にクラス1位根本選手と2位福住を追い立てるが抜くまでにはいたらない。レース後半は逆にペースが上がらず、3位をキープするレースとなってしまった。しかし、今シーズン初のミスのない結果となり、翌日の第4戦に期待がかかる。

☆三笠選手コメント
「第2戦SUGOでは悔しい2位だったので、得意のもてぎでは絶対に勝とうと思っていました。シリーズポイントも単独のトップになれたのも良かったです。明日も連勝目指してがんばります。」

☆坪井選手コメント
「調子が良かったので、3位には満足できてません。予選も決勝も後半にタイムが落ちてしまうので、明日はその辺の走り方とセットを見直します。今シーズン初めてまともなリザルトを残せたので気持ちを引き締めて明日の第4戦に望みたいと思います。」

☆リザルト
2 三笠雄一 美人&LTVRacingDRP 予選1位 決勝1位
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選16位(クラス3位) 決勝13位(クラス3位)

ツインリンクもてぎ公式リザルト