F4東日本シリーズ開幕戦もてぎDRPレースレポート

3月16日(日)ツインリンクもてぎ 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:2
ドライバー:三笠雄一
マシン:美人&LTVRacingDRP RK01
エントラント:ガレージ茶畑
クラス:F4東日本シリーズ

ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドFTRS FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス

☆参加美人時計モデル
VANRIさん、犬伏舞さん、鈴木知暖さん、まゆさん
前日までよりも気温が上がり過ごしやすくなったツインリンクもてぎサーキット。8時15分よりF4開幕戦の予選が始まった。

前々日の練習走行から常にトップタイプを記録してきた三笠選手の予選は、クリアラップがなかなかとれず苦しんだが、最終ラップにベスタイムの1’52.558を記録しポールポジションを獲得。絶好調をキープしている。

坪井選手は練習走行から、FCJ車両のダウンフォースを減らしてF4のラップタイムの2秒落ちに性能調整されたマシンのセットアップに苦しんでいた。予選は序盤こそクラストップタイムを記録していたが、コンディションが良くなるにつれ、FCクラスのホンダ勢に先行される。最終的には1’55.657のタイムでクラス5番手となったが、予選で変更したセットで方向性が見えだしたので決勝に期待がかかる。
さらに気温が上がり暖かくなり始めた決勝レースは、11時55分にスタートを迎える。
スタートはFCJ時代から大得意と言っていた三笠選手は、言葉そのまま素晴らしいスタートを決め1周目から2番手の松井選手に1秒の差をつけ逃げる。三笠選手と松井選手は、3番手以下を大きく突き放し、次元の違うラップタイムを継続。さらに三笠選手は、松井選手のラップタイムを8周目まで常に上回り差を広げていく。終わってみるとフォーミュラーレース初優勝とは思えない圧倒的なポールトゥーウィンとなった。
一方FCクラスの坪井選手も抜群のスタートを決め、混雑している1コーナーをアウトサイドから仕掛けて、2コーナー立ち上がりではクラストップ福住選手のすぐ背後、2番手までジャンプアップした。4周目まではなんとか食らいついていたが、タイヤが暖まりコンディションが良くなるとセットアップの完成度の差が出はじめ、徐々に差が開いていく。タイムが落ち始めた7周目からは、クラス3位の石川選手と激しいバトルになる。迎えた11周目のダウンヒルストレートエンドでインをつかれ、立ち上がりで仕掛け返そうとするがバランスを失ってクラッシュリタイヤとなってしまった。
☆三笠選手コメント
「練習走行から気持ち悪いくらいに絶好調だったので、レースも自信がありました。緊張しやすい性格なのですが、前週に行った南相馬のボランティアと、今日のラグジュアリーTVインタビューの緊張感の経験から、自分でもビックリするくらいに落ち着いてスタートを切ることができました。レース中も路面温度上昇のグリップダウンも適切にアジャストできたので、フォーミュラー初優勝とともに自信になりました。今年はF4の舞台で心機一転、全戦優勝を狙っていいきたいと思います」

☆坪井選手コメント
「結果を残して良い流れを作らなければならない開幕戦で、ついついがむしゃらになってしまったことが後悔ですが、反省して気持ちを切り替えていきます。思えば、富士でのシェイクダウンテストでは絶好調だったのに、もてぎでは練習走行からセットアップも進まず、調子も上がらず焦っていたのだと思います。この経験を活かして次戦SUGOでリベンジします」

☆リザルト
2 三笠雄一 美人&LTVRacingDRP 予選1位 決勝1位
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選16位(クラス5位) 決勝18位(クラス6位)

ツインリンクもてぎ公式リザルト

DRPボランティア活動2014年3月度

3月9日、10日と福島県いわき市と南相馬市に半年に一度の訪問をしてきました。

今回は毎回参加してくださっているvermilionの永瀬さんの他に、ドリームレーシングプロジェクト三笠選手も参加しました。

レース活動をできることが、いかに恵まれた環境なのか再認識してもらうとともに、ボランティア活動の中でメンタルとフィジカルトレーニングをかねて開幕戦に備えてもらいます。

もうひとりの坪井選手も参加予定でしたが、トヨタの合同テストと重なってしまい欠席です。

しかし合同テストでは、クラストップタイムを記録し、こちらも開幕戦に向けて準備万端です。

さて9日は、原発作業の中継基地となっているJヴィレッチや、

震災時からいわきを地元とし救援活動の情報をいただいていた友人に現状の話を聞いたり、

いわき市の追悼式に参加させていただきました。

そして夜は郡山に移動し、当日が21歳の誕生日だった三笠選手のささやかな?辛い?誕生日会を早々に切り上げ翌日に備えます。
DRPボランティア活動

10日は早朝に郡山を出発し、南相馬市ボランティア活動センターへ向かいます。

この拠点は、南相馬市の南、浪江町と隣接した小高地区にあり、避難指示解除準備区域となっています。

DRPボランティア活動
去年は水道も復旧していませんでしたが、今年は電気水道が開通していますが、3年たっても未だに住める状況ではありません。

若い世帯は帰宅を断念し他の地域へ移住していますが、お年寄りは帰宅を希望し避難生活を続けています。

したがって、いざ避難指示が解除となっても、自宅周りをまた住める状況に復旧させるのはお年寄りには困難なため、事前にボランティア団体が整備している状況です。

その中で今回は、倒壊したまま置き去りになっていたビニールハウスの撤去をお手伝いさせていただきました。

DRPボランティア活動
三笠選手は慣れないスコップを使い基礎を掘り起こしていましたが、持ち前の順応性でベテランの方々もビックリの活躍でした。

本人にとっては、とても良い経験になったと思います。

今週末はいよいよ、もてぎ開幕戦。

二人の若者の応援もよろしくお願いいたします!