F4東日本シリーズ最終戦富士DRPレースレポート

9月21日(日)富士スピードウェイ 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:2
ドライバー:三笠雄一
マシン:美人&LTVRacingDRP RK01
エントラント:ガレージ茶畑
クラス:F4東日本シリーズ

ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス

 

前日に同じ富士スピードウェイでF4西日本シリーズが開催されていた為、今シーズン最多の28台がエントリー。金曜日の練習走行から大混戦となった。そんな中、三笠選手は2番手の平木選手にコンマ3秒差を付け、トップタイムを記録し練習走行を終える。坪井選手は得意な富士スピードウェイでクラス3番手と伸び悩んだ。

土曜日の予選は肌寒く、2時間前に行われた西日本シリーズの予選でタイヤが暖まりづらい状況が確認されている。その為ほとんどの車両が、ピットインせずに積極的にタイムアタックを重ねる。三笠選手は序盤からトップタイムを更新していき、唯一の42秒台1’42.889を記録しポールポジションを獲得した。
坪井選手は西日本シリーズの予選と同様に、思ったようなタイムの伸びがなく1’44.995でクラス6番手となった。

日曜日は前日よりも気温が上がり過ごしやすい秋晴れの陽気の中、14:10に15周のレースがスタート。三笠選手は、絶妙なスタートを決め、1周目から1秒以上の差をつけてホームストレートに戻ってきた。しかし、2周目にアクシデントが発生し、3周目からセーフティーカーが入る。アクシデントの処理が完了し、6周目から再スタート。三笠選手はここでもスタートを決め、無くなったマージンを取り戻した。その後は危なげなくトップをキープし、ポールトゥーウィンで今期5勝目を飾った。
坪井選手は、無難なスタートを決めて1周目にポジションを一つ上げ、クラス5番手からセーフティーカーラン再スタート。クラス3番手4番手の選手に徐々に近づき8周目の13コーナーで4番手、9周目の1コーナーで3番手選手を立て続けにパスしクラス3位に浮上。その後、ペース良くクラスファステストラップを更新しながら、1番手2番手選手を追う展開となる。徐々に差が詰まってきたが、F4クラス車両に前を塞がれ追い上げもここまで。前日に続き表彰台となるクラス3位でフィニッシュとなった。
三笠選手は、東日本シリーズを6戦中5回のポールトゥーウィンと2位1回で圧巻。前戦で東日本シリーズのチャンピオンは決めていたが、この東日本シリーズ最終戦の勝利でグランドチャンピオンにも王手をかけた。
坪井選手も連続表彰台により、激戦のFCクラスでシリーズポイント総合2位に浮上した。

 

☆三笠選手コメント
「ここまで圧勝できたので、最終戦も勝ててホッとしてます。去年の最終戦では、レースを辞めようかとまで考えていましたが、諦めずにチャレンジしてきてよかったです。12月の日本一戦も決定戦も勝って、2014年のチャンピオンとして来シーズンもチャレンジしていきたいと思います」

 

☆坪井選手コメント
「予選が悪かったので厳しい決勝レースとなりました。でも、昨日のレースでストレートスピード伸びないトラブルを解消していただいたおかげで、ファステストラップを記録して追い上げることが出来ました。苦しい中で、2戦連続表彰台に上がれたことは自信となりました。残すは西日本シリーズ鈴鹿一戦なので、最後は勝って締めくくりたいと思います」
☆リザルト
2 三笠雄一 美人&LTVRacingDRP 予選1位 決勝1位
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選19位(クラス6位) 決勝14位(クラス3位)
富士スピードウェイリザルト

F4西日本シリーズ第5戦富士DRPレースレポート

9月20日(土)富士スピードウェイ くもり

☆参戦ドライバー
ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス

 

F4西日本シリーズ第5戦は、富士スピードウェイでF4東日本シリーズ最終戦と2日連続開催。坪井選手はFCクラスで両シリーズに参戦する。前日の練習走行では、得意で自信のある富士スピードウェイだったが、ライバルのホンダ勢が速く3番手タイムで終えた。

午前の予選は、前日のセットアップを見直しタイムアタックに挑む。開始序盤は、1、2番手でタイムを更新して行くが、気温の低い状況でタイヤが暖まりづらい。終盤になってタイヤが暖まると、ライバルが大きくタイムアップするがそれについて行けない。FCクラストップとコンマ2秒差と僅差ではあるが、1’44.684でクラス5番手と不本意なポジションで予選を終えた。
午後の決勝も肌寒い気温の中、レースがスタート。F4クラスをあわせて25台が1コーナーでひしめき合う。総合ポジションでは14番手の坪井選手は、スタートを決めクラス3、4番手のライバルをパス。大混乱の1コーナーを大外から進入し立ち上がると、F4クラスの車両もかわし、1周目をクラス2番手までポジションアップすることに成功。クラストップの福住選手を追いかける。タイヤが暖まる前の序盤こそ、F4クラスマシンとの駆け引きがありながらも、福住選手の背後でチャンスを伺うが、徐々にペースアップについて行けず差が広がり始める。終盤は後続ライバル程のタイムアップは無かったが、しっかりと走りきり、クラス2位でフィニッシュすることができた。
クラス2位表彰台により15ポイントを加算し、FCクラス西日本シリーズ2位、FCクラス総合も2位までランキング浮上となった。
☆坪井選手コメント
「予選は想定外のポジションに終わり悔しかったですが、富士は得意で、抜くことのできるサーキットなので、気持ちを切り替えることにしました。決勝は集中しスタートから1周目にかけていました。1コーナーの混戦はイン側に固まっていたのでラッキーでした。それでもそのチャンスを見逃さず、うまく2コーナーを立ち上がれたので、コカコーラコーナでもポジションを上げることができました。1周目を終えて福住選手の背後に迫った時はいけると思ったのですが、ストレートがなぜか伸びず、徐々に遅れをとる展開
となってしまいました。これでも集中力を切らさず、ポジションをキープできたことは良かったと思います。シリーズランキングを上げることができたので、明日の東日本シリーズもポイントを加算したいと思います」
☆リザルト
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選14位(クラス5位) 決勝10位(クラス2位)
富士スピードウェイリザルト

DRPボランティア活動2014年9月南相馬

9月10日11日の2日間、ドリームレーシングプロジェクトで福島県南相馬市と、いわき市のスパリゾートハワイアンズへ行ってきました。

今回も3月に引き続き、南相馬市ボランティア活動センターさんの活動に参加させていただきました。

今回は南相馬市より特別通過通行証を発行していただいた為、常磐道の終点富岡インターまで行き、規制中の福島第一原発から2kmの国道6号を通り小高地区へ向うことができました。

都内から東北道二本松インター、飯館村経由で迂回するよりも2時間の短縮です。

DRPボランティア活動

国道6号から福島第一原発方向

DRPボランティア活動

帰宅困難区域外を出に際は、スクリーニングを受けます。

DRPボランティア活動

今回のボランティア作業は、ビニールハウス内外の雑草刈りです。

DRPボランティア活動

坪井選手と三笠選手は、慣れていない重労働も若さで活躍しました。

DRPボランティア活動

DRPボランティア活動

手作業でがんばりました!

そして宿泊は、スパリゾートハワイアンズで癒されました。

震災当日、ディズニーランドの素晴らしい対応にも劣らない対応だけではなく、同じ被災地ながら半年間の長期に渡り避難所として運営されていただけあり、ホスピタリティーを勉強させていただきました。

被災者の方々とふれあい感謝された体験は、常に手助けと協力を受けてレースをしている2選手にとって、良い経験になったと思います。