2016インタープロートシリーズ開幕戦DRPレースレポート

富士スピードウェイ(静岡県)

4月3日(日)雨のち曇り

坪井翔:#7 J-Gear7&とおる君 予選no time 第1戦決勝4位 第2戦決勝2位

 

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今シーズンからフル参戦となったインタープロトシリーズプロフェッショナルクラスには、坪井選手の他に日本のトップレーサーが集結。

その中で今年からF3にステップアップした坪井選手には、トップレーサー達にどのくらい挑めるかパフォーマンスに期待がかかる。

前日の予選ではマシントラブルのため出走できずノータイム。

第1戦決勝レースは最後尾の9番手スタートとなってしまった。

予選を走れなかったばかりか、練習走行ではドライだった路面はウェット。

トップレーサー達は、初のウェット路面で慎重に行かざるおえないとトークショウで発言していたが、坪井選手は「最後尾スタートなので最初っから攻めまくって第1レースでなるべく順位を上げて第2レースにつなげたいと思います」とチャレンジャーらしい意気込み。

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【第1戦決勝レース】

スタート方式はローリングスタートなので、1コーナーまでは大きな順位変動なくスタートが切られた。

しかし坪井選手はここから意気込み通りの走りで、前車を100Rで大外から並びかけるとヘアピンでインからパス。

Bコーナー、13コーナー、最終コーナーと立て続けに前車をパスし1周目を5位で通過。

そして1コーナでも、スリップ争いからの攻防を大外から勢いよく飛び込むが、左回転で豪快にスピン。

運良くどこにも接触せずにコースアウトしたが、すぐに態勢を立て直し最後尾から再度追い上げる。

3周目、4周目、5周目と再度1台づつ交わし6位まで浮上し、場内アナウンスを沸かせる。

この時点のトップは平手選手、松田選手、ロニー選手、中山選手、佐々木選手、坪井選手の順。

6周目にはヘアピンで佐々木選手を捉え5位に。

その周にロニー選手がマシントラブルでピットインしたため、4位までジャンプアップした。

3位の中山選手にも迫るが、8周の第1戦は4位フィニッシュとなった。

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【第2戦決勝レース】

第1戦の順位でそのままスターティンググリッドに着き、ローリングスタートで再開。

坪井選手は勢いそのままに、1周目のヘアピンで3位中山選手を交わす。

完全に坪井選手の仕掛けどころとなった100R大外刈りからのヘアピンでのツッコミは、F1日本グランプリで可夢偉選手が見せたオーバーテイクを彷彿させてた。

そして次なるはGT500クラス2年連続チャンピオンの松田選手に挑む。

ペースは坪井選手の方がよく、スリップからの1コーナーや得意のヘアピンで仕掛けるが、チャンピオンの巧みなブロックを崩せない。

しびれを切らせた坪井選手は最終コーナーで仕掛けるも、逆に背後の中山選手にスリップで交わされ4位にポジションダウン。

しかし再度、ヘアピンで中山選手をオーバーテイク。

雨は完全に止み、路面コンディションが回復。

トップを快走していた平手選手のペースが落ち始め、4台のトップ争いとなる。

タイヤが厳しくなった平手選手を3台が次々とパスしていき、坪井選手は2位浮上で残り2周。

松田選手とのコンマ6秒差を逆転しに攻めるが、ペースが上がらない。

背後には中山選手が襲いかかる。

最終ラップは松田選手との差が若干広がったが、中山選手をなんとか抑えきり2位でゴール!

トップドライバーとの激しいバトルを繰り広げた坪井選手は、応援団を熱狂させることができた。

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【坪井選手コメント】

「インタープロトは今年からフル参戦で戦う事ができ、更にはGTやSFで活躍しているドライバーが多く参戦しているレースに出れることが嬉しく、

また、チャレンジャーとしてどこまで戦えるか楽しみにしていました!

練習でもドライは調子良かったですが、予選は走れず。

決勝も最後尾から雨というどうなるか全く分からない状況でスタートしましたが、しっかりバトルに勝ち前に行くことが出来て自信をもつことが出来ました。

2レース目にはバトルの末2位でゴールし、2位という結果は悔しいですが、それ以上の収穫はありましたしGTやSFドライバーなどとも十分戦えると自分の今いる位置を確認出来たことも良かったです。

まだ足りない所も見えてきたのでとても良い経験をする事が出来ました。

ワンメイクでドライバーの腕だけの勝負は楽しかったですし、刺激を受けました」

 

【新発想のマネークリップ】s3h.jp

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