F4日本一決定戦DRPレースレポート

12月7日(日)もてぎサーキット 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:2
ドライバー:三笠雄一
マシン:美人&LTV Racing DRP RK01
エントラント:ガレージ茶畑
クラス:F4東日本シリーズ

 

F4東日本シリーズと西日本シリーズの統一戦で、もてぎサーキットにてF4日本一を決める。三笠選手は東日本シリーズで6戦して、5回のポールトゥーウィンと2位1回で圧勝しているため、優勝候補の大本命だ。それを示すかのように金曜日の練習走行でユーズドタイヤながら、ライバルに迫るタイムを記録する。土曜日の練習走行で初めてニュータイヤでアタックすると余裕のトップタイムを記録したが、思わぬライバルが現れる。今シーズンは参戦していない、2010年のF4日本一決定戦勝者にこの日のトップタイムを奪われる。

予選、セミファイナル、決勝と行われるの日曜日のもてぎは、朝からマイナス7度と冷え込んでいた。予選が始まる8時の段階でもマイナス気温のため、三笠選手は先頭でコースインしタイヤを暖めながら周回していく。タイミングモニター上で終始トップタイムを更新しながら、8周目に1’52.514に記録して2番手にコンマ4秒の差をつけ余裕のポールポジションを獲得した。

日本一決定戦ならではのセミファイナルレースは8周で行われる。このレースでの順位が決勝レースのスタートポジションとなる。10:20にスタートが切られ、絶妙のスタートダッシュでホールショットを決めた。2位と3位の選手がやりあっていると、三笠選手は一気に差を広げる。中盤、2番手の選手がファステストラップで追い上げてくると、三笠選手もペースアップし、盤石のレースで決勝レースのポールポジションを獲得した。

決勝レースも抜群のスタートダッシュを決め1周目から逃げに入る三笠選手。またもや2番手3番手の選手がやりあっている序盤に差を広げる。そして、2番グリッドの選手がドラービングスルーペナルティを受けると2番手を3秒前後引き離す。普段よりも周回数の多い15周のため、中盤以降は安全マージンの差をキープしながら、無理をせずレースをコントロール。そしてなんと、13周目に2番手の選手がマシントラブルのためリタイヤ。後続との差が10秒となり、誰もが三笠選手の優勝を確信した14周目のビクトリーコーナーを写したモニターに、信じられない映像が飛び込んできた。まさかの三笠選手がコースサイドにマシンを止める映像だ。残り1周ちょっとの所まで独走状態だったが、マシントラブルの為、リタイアとなってしまった。

☆三笠選手コメント
「本当に信じられません。日本一決定戦を勝つために準備してきて、予選から決勝の14周目まで思い描いた通り完璧でした。悔しい以外の言葉が見つかりません。ここまで支援応援してきてくれた方々には、申し訳ない気持ちでいっぱいです。しかし、そのみなさんの期待に応えるためにも、気持ちを切り替えて、来シーズンも活躍できるように努力していきたいと思います。今年一年ありがとうございました」
☆リザルト
2 三笠雄一 美人&LTV Racing DRP 予選1位 セミファイナル1位 決勝リタイア
もてぎサーキットリザルト

 

【新発想のマネークリップ】s3h.jp

F4西日本シリーズ最終戦鈴鹿DRPレースレポート

11月24日(日)鈴鹿サーキット 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス

 

F4西日本シリーズ第6戦は、FCクラスにとって今期最終戦となり鈴鹿サーキットで開催。FCクラスのチャンピオンはすでに決定してしまっているが、目下クラス2位の坪井選手は、ランキング2位キープと今期初優勝に挑む。前回の鈴鹿ではポールポジションを獲得しており、課題はスタートなので、マシンのセットアップよりもスタートと走り方の練習に重点を置く。木曜日と金曜日の練習走行は、クラスの違うマシンとの混走セッションのため、クリアラップがとれずライバルとの直接比較ができない。しかし、坪井選手もマシンも調子がよくクラストップタイムを記録する。

土曜日の予選では、練習走行でのデータから走り始めの3周目にタイムが出ることがわかっていたので、その周にクリアラップをとれるようにコースインする。予定通り、3周目に2’04.316の好タイムを記録。その後もほぼ同タイムでラップするが、記録更新は難しいと判断し8周目に早々とピットイン。結果、クラス2番手にコンマ5秒以上の大差をつけて、今季3度目のポールポジションを獲得した。ライバルとの予選でのラップタイムを比較すると、毎周1秒近い差を築いているため決勝は自信が持てる。

日曜日の決勝は、いつもの僅差の戦いから解放され自信に満ちた坪井選手の表情がうかがえた。総合4番手、セカンドローイン側からスタートを迎える。シグナルブラックアウトの瞬間、スタートの反応が悪く総合5、6番手のF4クラスに先に行かれてしまうが、総合3番手のF4クラスのマシンが完全に出遅れたため、1コーナーは総合5番手で進入。しかし、イン側が詰まってしまった為に、2コーナーをアウト側からFCクラス2番手の福住選手にかぶされてしまいクラス2番手にポジションダウンしてしまう。続くS時は福住選手の背後に付け、すかさず逆バンクで並びかけ、ダンロップコーナーでクラストップのポジションを奪い返した。ペースの良い坪井選手は、すぐさま総合4番手F4クラスのマシンに追いくが、立ち上がりとストレートスピードが速くパッシングに至らない。4秒台のペースで走れることがわかっていたが、コーナーで追いついてもストレートで離されてしまう為、総合4番手のF4クラスのペースに付き合わされることとなってしまう。それでも後ろを走るFCクラスのライバルは、このペースに付いてくるのが精一杯で坪井選手のポジションを脅かすまでには至らない。その後終始行く手を阻まれるが、冷静にペースを乱すことなくファステストラップ更新しながら10周を走りきり、今季初勝利を手に入れた。この結果で坪井選手は、FCクラスランキング2位で2014年のシリーズを締め括ることができた。
☆坪井選手コメント
「今シーズン未勝利で終わるわけにはいかないので、今回のレースは事前にチームと話あったり、S-FJのマシンでトレーニングを積ましてもらったり、シミュレーターで走りを確認したり、できうる準備を全てして臨みました。その結果が勝利に結びつき、協力していただいた方々に恩返しできたと思います。ゴール後、メカニックの方と抱きしめあった際には、今までの苦労と優勝の喜びが込み上げてきて思わず涙が止まらなくなりました。
今シーズン序盤は、不必要なミスを犯したり、勝てるレースを落としたり、なかなか結果が出ずに焦っていましたが、気持ちを入れ替えてシリーズ後半から徐々に結果が付いてくるようになりました。そして最後にポールトゥーウィンという結果で、速さと強さを見せることができ、来シーズンのステップアップにも希望と自信がつきました。
今年レースができるのかどうかわからなかった状況から、協力していただいたり、応援していただいた皆様に本当に感謝しています。また、今までの人生で経験できなかった、いろいろなことが学べ成長できました。
スタートがまだまだ未熟な坪井翔ですが、今後も宜しくお願い致します。」
☆リザルト
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選4位(クラス1位) 決勝4位(クラス1位)
鈴鹿サーキットリザルト

ショッピングシステム移転のお知らせ

11月1日より、LTV Shop閉店に伴ない、ショッピングシステムをアマゾンに移転させていただきます。(一部商品は継続販売しております。)

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引き続き倍旧のご厚情を賜りたく、切にお願い申し上げます。

F4東日本シリーズ最終戦富士DRPレースレポート

9月21日(日)富士スピードウェイ 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:2
ドライバー:三笠雄一
マシン:美人&LTVRacingDRP RK01
エントラント:ガレージ茶畑
クラス:F4東日本シリーズ

ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス

 

前日に同じ富士スピードウェイでF4西日本シリーズが開催されていた為、今シーズン最多の28台がエントリー。金曜日の練習走行から大混戦となった。そんな中、三笠選手は2番手の平木選手にコンマ3秒差を付け、トップタイムを記録し練習走行を終える。坪井選手は得意な富士スピードウェイでクラス3番手と伸び悩んだ。

土曜日の予選は肌寒く、2時間前に行われた西日本シリーズの予選でタイヤが暖まりづらい状況が確認されている。その為ほとんどの車両が、ピットインせずに積極的にタイムアタックを重ねる。三笠選手は序盤からトップタイムを更新していき、唯一の42秒台1’42.889を記録しポールポジションを獲得した。
坪井選手は西日本シリーズの予選と同様に、思ったようなタイムの伸びがなく1’44.995でクラス6番手となった。

日曜日は前日よりも気温が上がり過ごしやすい秋晴れの陽気の中、14:10に15周のレースがスタート。三笠選手は、絶妙なスタートを決め、1周目から1秒以上の差をつけてホームストレートに戻ってきた。しかし、2周目にアクシデントが発生し、3周目からセーフティーカーが入る。アクシデントの処理が完了し、6周目から再スタート。三笠選手はここでもスタートを決め、無くなったマージンを取り戻した。その後は危なげなくトップをキープし、ポールトゥーウィンで今期5勝目を飾った。
坪井選手は、無難なスタートを決めて1周目にポジションを一つ上げ、クラス5番手からセーフティーカーラン再スタート。クラス3番手4番手の選手に徐々に近づき8周目の13コーナーで4番手、9周目の1コーナーで3番手選手を立て続けにパスしクラス3位に浮上。その後、ペース良くクラスファステストラップを更新しながら、1番手2番手選手を追う展開となる。徐々に差が詰まってきたが、F4クラス車両に前を塞がれ追い上げもここまで。前日に続き表彰台となるクラス3位でフィニッシュとなった。
三笠選手は、東日本シリーズを6戦中5回のポールトゥーウィンと2位1回で圧巻。前戦で東日本シリーズのチャンピオンは決めていたが、この東日本シリーズ最終戦の勝利でグランドチャンピオンにも王手をかけた。
坪井選手も連続表彰台により、激戦のFCクラスでシリーズポイント総合2位に浮上した。

 

☆三笠選手コメント
「ここまで圧勝できたので、最終戦も勝ててホッとしてます。去年の最終戦では、レースを辞めようかとまで考えていましたが、諦めずにチャレンジしてきてよかったです。12月の日本一戦も決定戦も勝って、2014年のチャンピオンとして来シーズンもチャレンジしていきたいと思います」

 

☆坪井選手コメント
「予選が悪かったので厳しい決勝レースとなりました。でも、昨日のレースでストレートスピード伸びないトラブルを解消していただいたおかげで、ファステストラップを記録して追い上げることが出来ました。苦しい中で、2戦連続表彰台に上がれたことは自信となりました。残すは西日本シリーズ鈴鹿一戦なので、最後は勝って締めくくりたいと思います」
☆リザルト
2 三笠雄一 美人&LTVRacingDRP 予選1位 決勝1位
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選19位(クラス6位) 決勝14位(クラス3位)
富士スピードウェイリザルト

F4西日本シリーズ第5戦富士DRPレースレポート

9月20日(土)富士スピードウェイ くもり

☆参戦ドライバー
ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス

 

F4西日本シリーズ第5戦は、富士スピードウェイでF4東日本シリーズ最終戦と2日連続開催。坪井選手はFCクラスで両シリーズに参戦する。前日の練習走行では、得意で自信のある富士スピードウェイだったが、ライバルのホンダ勢が速く3番手タイムで終えた。

午前の予選は、前日のセットアップを見直しタイムアタックに挑む。開始序盤は、1、2番手でタイムを更新して行くが、気温の低い状況でタイヤが暖まりづらい。終盤になってタイヤが暖まると、ライバルが大きくタイムアップするがそれについて行けない。FCクラストップとコンマ2秒差と僅差ではあるが、1’44.684でクラス5番手と不本意なポジションで予選を終えた。
午後の決勝も肌寒い気温の中、レースがスタート。F4クラスをあわせて25台が1コーナーでひしめき合う。総合ポジションでは14番手の坪井選手は、スタートを決めクラス3、4番手のライバルをパス。大混乱の1コーナーを大外から進入し立ち上がると、F4クラスの車両もかわし、1周目をクラス2番手までポジションアップすることに成功。クラストップの福住選手を追いかける。タイヤが暖まる前の序盤こそ、F4クラスマシンとの駆け引きがありながらも、福住選手の背後でチャンスを伺うが、徐々にペースアップについて行けず差が広がり始める。終盤は後続ライバル程のタイムアップは無かったが、しっかりと走りきり、クラス2位でフィニッシュすることができた。
クラス2位表彰台により15ポイントを加算し、FCクラス西日本シリーズ2位、FCクラス総合も2位までランキング浮上となった。
☆坪井選手コメント
「予選は想定外のポジションに終わり悔しかったですが、富士は得意で、抜くことのできるサーキットなので、気持ちを切り替えることにしました。決勝は集中しスタートから1周目にかけていました。1コーナーの混戦はイン側に固まっていたのでラッキーでした。それでもそのチャンスを見逃さず、うまく2コーナーを立ち上がれたので、コカコーラコーナでもポジションを上げることができました。1周目を終えて福住選手の背後に迫った時はいけると思ったのですが、ストレートがなぜか伸びず、徐々に遅れをとる展開
となってしまいました。これでも集中力を切らさず、ポジションをキープできたことは良かったと思います。シリーズランキングを上げることができたので、明日の東日本シリーズもポイントを加算したいと思います」
☆リザルト
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選14位(クラス5位) 決勝10位(クラス2位)
富士スピードウェイリザルト

DRPボランティア活動2014年9月南相馬

9月10日11日の2日間、ドリームレーシングプロジェクトで福島県南相馬市と、いわき市のスパリゾートハワイアンズへ行ってきました。

今回も3月に引き続き、南相馬市ボランティア活動センターさんの活動に参加させていただきました。

今回は南相馬市より特別通過通行証を発行していただいた為、常磐道の終点富岡インターまで行き、規制中の福島第一原発から2kmの国道6号を通り小高地区へ向うことができました。

都内から東北道二本松インター、飯館村経由で迂回するよりも2時間の短縮です。

DRPボランティア活動

国道6号から福島第一原発方向

DRPボランティア活動

帰宅困難区域外を出に際は、スクリーニングを受けます。

DRPボランティア活動

今回のボランティア作業は、ビニールハウス内外の雑草刈りです。

DRPボランティア活動

坪井選手と三笠選手は、慣れていない重労働も若さで活躍しました。

DRPボランティア活動

DRPボランティア活動

手作業でがんばりました!

そして宿泊は、スパリゾートハワイアンズで癒されました。

震災当日、ディズニーランドの素晴らしい対応にも劣らない対応だけではなく、同じ被災地ながら半年間の長期に渡り避難所として運営されていただけあり、ホスピタリティーを勉強させていただきました。

被災者の方々とふれあい感謝された体験は、常に手助けと協力を受けてレースをしている2選手にとって、良い経験になったと思います。

F4西日本シリーズ第4戦鈴鹿DRPレースレポート

8月17日(日)鈴鹿サーキット東コース 雨

☆参戦ドライバー
ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス
F4西日本シリーズ第4戦は鈴鹿サーキット東コースで開催。前戦の鈴鹿ではFCクラスホンダ勢のラップタイムに遅れをとっていたが、今回は金曜日の練習走行から調子がよくトップタイムを記録。しかし、ホンダ勢トップとの差は僅差で、土曜日の練習走行でもさらにセットアップを煮詰めていく。その最終セッションは走りはじめからペースが良くタイム計測3周目でこのセッションのトップタイムを記録していたが、次の周にクラッシュしてしまった。チームは明日の予選と決勝に備えて、修復作業に取りかかった。

日曜日は9:40より予選開始。
坪井選手は、開始早々からクラストップタイムをマークし5周目に50.906を記録。その後、最終コーナーでコースアウトする車両があり全車タイムアップできない。黄旗解除後も気温の上昇でタイムアップする選手がいなく、総合4位、クラスポールポジションを獲得した。

決勝レース開始1時間前から雨が降りだし、コースはウェットコンディションに変化。チームはウェットセッティングに変更し坪井選手をグリッドへ送り出すが、スタート前に小雨に変化した。F4クラス3台に次ぐセカンドローについた坪井選手はスタートに集中力を高める。スタートの動き出しは良かったが、ストール気味になりその後の加速が鈍ってしまった。FCクラス2番手の福住選手に1コーナーでかわされ、総合5位クラス2番手に後退。2周目の2コーナーでF4クラスの1台がコースアウトし総合4位に浮上。総合2位を走るF4クラス車両はペースが遅く、FCクラス1位と2位の福住選手と坪井選手は詰まってしまう。3周目の最終コーナーで福住選手は総合2位のF4車両をパッシング、坪井選手もそのF4車両のスリップに付きメインストレートから1コーナーで、パッシングを試みるがブロックされ抜けない。ラップタイムが1秒以上遅い車両の執拗なブロックに阻まれ、8周目の1コーナーでようやく総合3位クラス2位に浮上。しかし、この4周の間にクラストップの福住選手に4秒もの差をつけられてしまった。その直後9周目に総合トップF4クラスの選手がドライビングスルーペナルティのため、坪井選手は総合2位に浮上。今シーズンの混走F4レースで初めてFCクラスが総合1位と2位を走ることとなり、ここから坪井選手の追い上げが始まる。前が開けて1秒以上ラップタイムを上げるが、福住選手も同様のため差は縮まらなかったが、この2台だけラップタイムが飛び抜けて速く、クラス3番手に大差を付け始める。雨がやみ路面の水量が減った14周目あたりから福住選手との差が縮まり始める。毎周クラスファステストタイムを更新するが、23周のチェッカーフラッグをトップとコンマ9秒差、クラス3位に20秒以上の差を付けて駆け抜けた。西日本シリーズポイントはクラス2位に浮上し、残り2戦で逆転チャンピオンに望みをつなぐ。
☆坪井選手コメント
「今回は勝てるレースだっただけに本当に残念です。鈴鹿東コースは多少のラップタイムの差では抜けないので、予選でポールポジションを獲得したまでは、前日のクラッシュを挽回できたと思いました。決勝もウェットコンディションは得意なので自信があり、F4クラスとのマシン差が縮まるので総合順位で表彰台も狙っていました。スタートはストール気味になりクラッチを踏み直してしまったので福住選手にかわされてしまいました。レースペースに自信があったのでチャンス伺っていましたが、ペースの遅いF4クラスを抜くのに時間がかかってしまい大きな差ができてしまいました。でも、路面状況が良くなるにつれて、差が縮まり始めたので毎周フルアタックしていました。あとわずかでしたが、スタートを決められなかったことが敗因です。チームと速い車を作ることができたので、迷惑を掛けた分、次の富士は絶対に勝ちたいと思います」
☆リザルト
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選4位(クラス1位) 決勝2位(クラス2位)
鈴鹿サーキットリザル

F4東日本シリーズ第5戦筑波DRPレースレポート

8月3日(日)筑波サーキット 筑波

☆参戦ドライバー
ゼッケン:2
ドライバー:三笠雄一
マシン:美人&LTV Racing DRP RK01
エントラント:ガレージ茶畑
クラス:F4東日本シリーズ
F4東日本シリーズ第5戦は筑波サーキットで開催。今回はFCクラスが不参加のため、エントリー8台と少し寂しいが、三笠選手のチャンピオンが決まる可能性がありメインレースと注目が集まる。三笠選手は筑波初走行ながら、金曜日、土曜日の練習走行でトップタイムをマークし、チャンピオン決定の期待がかかるとともに、本人には大きなプレッシャーとなる。

決勝レースの日曜日は35度を超える酷暑となり、フィジカルとタイヤ選択に悩まされる。というのも、練習走行でのベストタイム55.0秒はユーズドタイヤで記録したので、ニュータイヤが暑さにマッチしていなかった。すんなりとユーズドタイヤを選択したいところだが、予選と決勝の周回数にライフが持つかという心配もある。ライバル達は問答無用ニュータイヤを選択する中、三笠選手の判断で、ユーズドタイヤで挑むことに決めた。

10:55予選アタック開始と同時に一番でコースイン。ユーズドタイヤのため、1周目からライバルを大きく引き離す55.8秒をマーク。55.5秒、55.3秒、55.2秒、55.18秒とタイムを更新しトップタイムをキープするが、松井選手が55.144でトップタイムを更新。その翌周に山田選手が55.135を記録し、三笠選手は3番手に後退する。一度ピットインし、再度アタック開始。コンスタントに55.2秒台を記録するがなかなかベストを更新できない。そんな中、渾身のアタックで14周目に55.109を記録しトップ浮上!さらにラストアタックを試み最終コーナーで前車の背後についた瞬間に挙動を乱しコースアウトしてしまう。なんとかクラッシュを回避でき、ポールポジションを獲得することができたが、タイヤ左前後輪にフラットスポットを作ってしまい、決勝に不安要素を残してしまった。

スタートが得意な三笠選手は、決勝レースで難なくホールショットを奪う。しかし、直後の第1ヘアピンで、3番手4番手のマシンが接触し、コース上にストップしてしまいセーフティーカー先導となった。2台のマシンを回収するまでに6周を費やし、7周目からレース再開。ここでもローリングスタートを綺麗に決めてトップをキープするが、直後に山田選手と松井選手が迫る。10周目を過ぎると3番手松井選手が徐々に遅れをとり、三笠選手と山田選手の一騎打ちになる。その後常に山田選手のプレッシャーを受けるが、集中力を切らさずミスすることなく25周のチャンピオンを決めるチェッカーフラッグを受けた。
☆三笠選手コメント
「今年は、開幕戦のフォーミュラー初優勝から好調を維持して、念願の初チャンピオンを決めることができました。
これも偏に継続して応援してくださった皆さんのおかげです。
シーズンはまだ途中で日本一決定戦も残っていますし、レーシングドライバーの第一歩に過ぎませんので、プロに向かって今後も努力していきたいと思います。
でも本当に、タイヤのこともありスタートは緊張しました。。。
プレッシャーから解放されたので、今晩だけは余韻に浸りたいと思います!」
☆リザルト
2 三笠雄一 美人&LTV Racing DRP 予選1位 決勝1位
筑波サーキットリザルト

F4西日本シリーズ第3戦鈴鹿DRPレースレポート

7月6日(日)鈴鹿サーキット くもり

☆参戦ドライバー
ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス
F4西日本シリーズ第3戦は鈴鹿サーキット。今回は金曜日練習走行、土曜日午前中にフリー走行、午後に予選、日曜日に決勝とF1のようなスケジュールで開催された。
坪井選手は金曜日の走り始めから好調で、トップタイムを記録した。

土曜日のフリー走行は、エンジンを載せ替えたホンダ勢が早く4番手タイムに後退。予選開始序盤はトップ争いをしていたが、ライバルがタイムアップする中、アンダーが強くなりライバルのような伸び幅がない。最終的にクラストップからコンマ5秒はなされ、予選はクラス5位で終えた。熾烈な争いのFCクラスでのコンマ5秒差は厳しい決勝レースが予想される為、セッティングを見直す。

決勝レースの日曜日は、明け方まで降った雨によりウェットコンディションだったが、F4レーススタート時にはドライコンディションに回復した。坪井選手は、前日のアンダー傾向のセッティングをアジャストしてスターティンググリッドにつく。スタートダッシュが決まり、F4車両を挟みつつも石川選手、坂口選手、福住選手のホンダ勢に続きクラス4位で2コーナーを立ち上がる。しかし、ホンダ勢の車両は立ち上がりからストレートが早く、1周目から徐々に引き離されてしまう。そして5周目のヘアピンで後続マシンにプッシングされてしまいスピンし、最後尾までポジションを落としてしまった。すぐに再スタートし追い上げるが、前方マシンとの差は大きく、クラッシュリタイヤの選手とペナルティの選手がいたため、クラス5位フィニッシュとなった。
☆坪井選手コメント
「いつも練習走行は調子が良いのですが、予選も決勝も満足のいくドライビングができませんでした。
バランスの良いセッティンでなかったとはいえ、ホンダ勢の速さについていけず、決勝に至っては1秒以上も離されてしまいました。
課題のスタートはうまく決められましたので、次戦も鈴鹿で苦戦が予想されますが、トヨタ勢トップはもちろん、ストレートの速いホンダ勢に対抗したいと思います」
☆リザルト
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選11位(クラス5位) 決勝13位(クラス5位)
鈴鹿サーキットリザルト