F4西日本シリーズ第2戦岡山DRPレースレポート

6月15日(日)岡山国際サーキット 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス

日曜日は前日同様好天に恵まれる。第2戦の予選は、前日の失敗を教訓にクリアラップのとれるスペースを探しながらタイヤウォームアップ周回を重ねる。常にクラストップ、2番手タイムを記録しながら8周目に1’33.780のタイムで、根本選手に次ぐクラス2番手となった。

第2戦決勝スタートもあまりよくなかったが、クラストップ根本選手に並び1コーナーへ進入。2コーナーではアウトサイドになってしまう為に2番手をキープ。後ろにはクラス違いのマシンが1台は入り、クラス3位の石川選手を突き放す。根本選手よりもペースがよくパッシングを試みるが、背後に付くとダウンフォースが抜けてしまい抜くに至らない。結局最後までミスの無い根本選手にチャンスをもらえずに、クラス2位に甘んじた。
☆坪井選手コメント
「決勝はペースがよく勝ちを意識しましたが、どうしても抜けませんでした。やはり予選でポールをとれなかった事が敗因です。ここ数戦スタートもよくないので、次戦はポールポジションをとりスタートを決めてぶっちぎりで勝ちたいと思います」
☆リザルト
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選8位(クラス2位) 決勝5位(クラス2位)

岡山国際サーキットリザルト

F4西日本シリーズ開幕戦岡山DRPレースレポート

6月14日(土)岡山国際サーキット 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス
坪井選手にとって初の岡山国際サーキット。事前にコースレイアウトを覚える為に、シミュレーターでトレーニングを行いF4西日本シリーズの開幕戦に挑む。木曜日と金曜日の練習走行では常にクラストップタイム近辺を記録し期待がかかる。

土曜日の開幕戦は、9:10より予選が開始された。坪井選手は入念にタイヤウォームアップを行い、4周目からタイムアタックに入ったところで前車に詰まってしまう。少し間を置き5周目に1’33.696を記録するがこの時点で3番手タイム。その後もアタックを継続するがタイムを縮められない。終盤1台にかわされて、石川選手、根本選手、福住選手に続くクラス4位となった。

13:15決勝スタート。坪井選手のスタートはあまりよくなかったが、順位をキープし1コーナーへ進入。ここで根本選手のコースアウトにより、石川選手、福住選手に続くクラス3番手で2コーナーをクリア。バックストレートで4番手の選手にスリップに入られなんとか抑える。続くリボルバーコーナーでインを取られ4番手に落ちるが、すぐさまパイパーコーナーで抜き返す。クラストップの石川選手と福住選手の間にはクラスの違うマシンが1台入り石川選手はどんどん逃げ始める。坪井選手は1周目のバトルでできた福住選手との差を毎周縮め背後に迫る。しかし、背後まで迫るとダウンフォースが抜けてしまいなかなか抜くまでに至らない。その後チャンスは訪れず、クラス3位でゴールとなった。
☆坪井選手コメント
「予選は旨く組み立てができず想定タイムを出す事ができませんでした。決勝は1周目のポジションアップに掛けていましたが、スタートが決まらず、逆にプッシュされる事になってしまいました。中盤のペースは良かったのですが抜くに至らない為、終盤は後ろをしっかりと見ながら順位をキープする走りに切り替えました。明日は予選で前に出て、スタートをうまく決めたいと思います」
☆リザルト
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選11位(クラス4位) 決勝9位(クラス3位)

岡山国際サーキットリザルト

F4東日本シリーズ第4戦もてぎDRPレースレポート

5月11日(日)ツインリンクもてぎ 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:2
ドライバー:三笠雄一
マシン:美人&LTVRacingDRP RK01
エントラント:ガレージ茶畑
クラス:F4東日本シリーズ

ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス

☆参加美人時計モデル
田中美央さん、大塚未喜さん、鈴木知暖さん、あやたすさん
第3戦に引き続き翌日の第4戦も栃木県茂木町は、晴天に恵まれ夏日の暑さとなった。

三笠選手は昨日のセットのまま、2戦連続ポールポジション獲得に挑む。予選開始序盤は、前車を抜きながらクリアラップをとるべく最前方を目指す。最前方にに出た3周目に1’53.065と、早くも前日のポールに迫る好タイムを記録。クリアラップになった4周目からさらにタイムアップを試みるが、気温の上昇によるパワーダウンと路面温度の上昇によりタイムが縮められない。抜きながらの周がベストラップのため、クールダウンラップをとり再アタックを試みるがベストタイムを更新する事ができなかった。しかしこれは、ライバルも同じ条件なので、最後まで三笠選手のタイムを上回る者が現れず、見事2戦連続のポールポジション獲得となった。

坪井選手も調子は良いため、前日のタイム出しを見直し、クラストップタイムに挑む。前日同様、序盤から好タイムを重ね、4周目に1’55.869を記録。前日は予選の最後の最後に逆転されてしまったため、後半にタイムがでるように走りを改善していた。しかし、三笠選手同様に、気温の上昇により序盤のベストタイムを更新する事ができない。現状のコンディションでは、タイムの更新は難しいと判断し、ライバルよりも1周遅く出たにもかかわらず、早めに予選アタックを終了させた。この判断は正解で、結局坪井選手の4周目のベストラップを上回るライバルが現れず、見事に今期初クラスポールポジション獲得となった。
ダブルポールを飾った三笠選手と坪井選手は、美人時計モデル4人とピットウォークで声援を受け、決勝レースに備える。

三笠選手はスタートが得意な事と、3回目のポールスタートに慣れてしまった事が慢心につながる方が怖いというくらいに余裕を持ってスタートを切った。序盤は、後方集団が荒れていたため、コース内に巻き上げられたダストにペースをつかめず、2位の山田選手を引き離す事ができない。それでもスリップストリームに入られないくらいの差を保ち、路面コンディションが整ってくると徐々に差を付け始める。結局もてぎでは一周もトップを譲る事なく第4戦も完勝で前日に引き続き2連勝を飾った。これで、シリーズポイントも4戦3勝2位1回と独走状態となった。

対照的にFCクラスの坪井選手は、今期初ポールスタートで初優勝をと意気込む。その意気込みとは裏腹にスタートの瞬間にストールしてしまった。すぐに再スタートを切ったものの、最後尾までポジションダウンしてしまい1コーナー2コーナーをクリアしていく。しかしここから怒濤の追い上げが始まる。まず、2コーナーの立ち上がりからF4車両のスリップに付き抜き、3コーナーアウトからFCクラスを1台パスし、7位にポジションアップ。4コーナー立ち上がりから、FCクラス5位と6位のスリップに付き、5コーナーで2台まとめてアウトからパスし5位にポジションアップ。S字を抜けV字コーナーで、FCクラス3位と4位がバトルしているところに追いつく。そして続くヘアピンでバトルしている2台をまとめて今度はインからパスし3位にポジションアップする。そして1周目終了時には、FCクラス1位と2位のすぐ後ろでコントロールラインを通過して行った。スタートのミスで切れる事なく、得意の序盤にトップ奪回を試みる。2周目もプッシュし続け、ダウンヒルストレートでクラス2位大津選手のスリップから抜け出し、クラス1位の根本選手にアウトから並びかけ、90度コーナーに侵入。1位根本選手はとらえられなかったが、2位キープと思われた矢先、イン側の選手がアウト側に迫ってきて接触をさける為に失速。真後ろの選手に抜かれ4位にポジションダウンしてしまった。3周目からは全車タイヤが暖まると、ラップタイムも落ち着きパッシングに至らない。見せ場はここまでで、悔しいクラス4位でゴールとなった。
☆三笠選手コメント
「もてぎに来る前までは、菅生のリベンジを倍返しだと言っていましたが、本当に2連勝で倍返しできてびっくりです。シリーズポイントも結構差を付ける事ができたので、シリーズチャンピオンと日本一決定戦を確実にしたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」

☆坪井選手コメント
「リヤが食い過ぎた感じで一瞬ストールしてしまいました。頭が真っ白になりかけましたが、すぐに再スタートできたので、気持ちを切り替え集中して挽回しました。トヨタでお世話になっているメンタルトレーニングの他に、自分でも本を買って勉強しているのですが。なかなか調子と結果が伴わないですが、失敗を成長に繋げて次戦に活かしたいと思います」

☆リザルト
2 三笠雄一 美人&LTVRacingDRP 予選1位 決勝1位
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選15位(クラス1位) 決勝15位(クラス4位)

ツインリンクもてぎ公式リザルト

F4東日本シリーズ第3戦もてぎDRPレースレポート

5月10日(土)ツインリンクもてぎ 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:2
ドライバー:三笠雄一
マシン:美人&LTVRacingDRP RK01
エントラント:ガレージ茶畑
クラス:F4東日本シリーズ

ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス

☆参加美人時計モデル
田中美央さん、大塚未喜さん、鈴木知暖さん、あやたすさん

F3、F4、S−FJミドルフォーミュラーのみの今大会スーパーもてぎチャンピオンカップレースは、晴天に恵まれた。しかし、風が強く気温も上昇傾向にある為、路面状況を読まなくてはならない。
三笠選手にとって、地元で得意なサーキットのツインリンクもてぎでは、開幕戦からポールトゥーウィンを飾っているため、自信と余裕を持って挑める。前日の練習走行から常にトップタイプを記録しているため、大きなセット変更もなく、路面コンディションの把握を念頭に予選に挑んだ。クリアラップのとれるスペースを見つけながらタイヤを暖め、開始早々の4周目に1’52.985を記録。その後、2番手との差があることと、路面状況からタイムアップが望めないと判断し8周でピットイン。ただ一人52秒台で2番手にコンマ4秒差をつけポールポジション獲得となった。

坪井選手は開幕から2戦連続でミスを犯し不本意な結果となっている為に、今大会にかける想いが強い。その強い想いとともに前日練習は、様々なセットを試しながらトップタイムを記録していた。レースでもタイヤが暖まる序盤が強い坪井選手は、予選開始から好タイムを塗り替え8周目までクラストップタイムの1’55.886を記録したが、最後にタイムが伸ばせずクラス3位となった。
午前中よりも気温が上がり半袖でも充分な暑さだが、相変わらず風の強いコンディションで決勝レースを迎える。
三笠選手は、開幕戦の再現となるようなスタートとレース展開となった。一つ違うのは、2番手が加藤選手となり、トップと2位の差が5秒、2位と3位松井選手の差が8秒以上と開幕戦を上回る大差でポールトゥーウィンとなった。
一方FCクラスの坪井選手もスタートを決め、得意の序盤にクラス1位根本選手と2位福住を追い立てるが抜くまでにはいたらない。レース後半は逆にペースが上がらず、3位をキープするレースとなってしまった。しかし、今シーズン初のミスのない結果となり、翌日の第4戦に期待がかかる。

☆三笠選手コメント
「第2戦SUGOでは悔しい2位だったので、得意のもてぎでは絶対に勝とうと思っていました。シリーズポイントも単独のトップになれたのも良かったです。明日も連勝目指してがんばります。」

☆坪井選手コメント
「調子が良かったので、3位には満足できてません。予選も決勝も後半にタイムが落ちてしまうので、明日はその辺の走り方とセットを見直します。今シーズン初めてまともなリザルトを残せたので気持ちを引き締めて明日の第4戦に望みたいと思います。」

☆リザルト
2 三笠雄一 美人&LTVRacingDRP 予選1位 決勝1位
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選16位(クラス3位) 決勝13位(クラス3位)

ツインリンクもてぎ公式リザルト

F4東日本シリーズ第2戦SUGOレースレポート

4月27日(日)スポーツランドSUGO 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:2
ドライバー:三笠雄一
マシン:美人&LTV Racing DRP RK01
エントラント:ガレージ茶畑
クラス:F4東日本シリーズ

ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス
三笠選手、坪井選手ともに初サーキットのレースという事で、レースウィークの木曜日より練習走行を開始した。金曜日までは、三笠選手が全体トップタイム、坪井選手もクラストップタイムを記録していたが、レース前日の土曜日の練習走行では、ライバル達がタイムアップしている中で、二人とも前日までのベストタイムを更新する事ができなかった。それでもタイム的にトップレベルにあるので、翌日のレースに備えて見直しを図る。
迎えたレース当日、20度を超える暖かい気温のもと予選が始まる。三笠選手は3周目まで入念にタイヤを暖め、4周目からアタックを開始。1’19.763を記録し2番手にポジションアップ。そのままアタックを継続し7周目にベストタイムを記録する予定だった。しかし、5周目以降クリアラップをとる事ができずにベストタイムを更新する事ができず、残り2分の時点で赤旗中断となってしまった。

坪井選手も予選開始序盤はクラストップタイムを継続し、5周目に1’21.340のベストタイムを記録した時点でクラス2番手だった。練習走行時のベストタイムは20秒台に入っていた為、さらなるタイムアップが期待されたがなかなかタイムが上がらない。8周目にセクター1とセクター2をベストでまとめ期待がかかったが、不運にも赤旗中断となってしまった。
赤旗中断再開から予選終了までは2分間なので、実質1周のタイムアタックとなる。1周目にタイヤを入念に暖めるがやはり厳しく、二人ともにベストタイムを更新する事ができず、三笠選手が予選4位、坪井選手がクラス3位のポジションとなった。
三笠選手、坪井選手ともに不本意なポジションからの決勝レースとなったが、スタートからタイヤが冷えている序盤に速さがある二人は、抜きにくいSUGOでポジションアップを図る。
さすがに1コーナまでが短いSUGOでは、スタートでパッシングにはいたらなかった三笠選手だが、スタート直後から3番手の阿部選手に勝負を挑む。1周目のバックストレートエンドの馬の背コーナでインをつき3位に浮上し、2番手の山田選手を追いかける。3周目のレインボーコーナー立ち上がりで山田選手がミスした隙をつきスリップストリームからバックストレートエンドの馬の背コーナで、今度はアウトから2位に浮上した。この時点で、ポールポジションの松井選手と3秒の差があり、ラップタイムが速い松井選手との差を縮める事ができない。その中で最後までミスする事なくポジションをキープし、2位フィニッシュで表彰台を獲得する事ができた。

一方FCクラスの坪井選手は、スタートから1コーナーでクラスポジションを1つ落とすが、1周目で抜き返しFCクラスの根本選手と福住選手を追いかける。FCクラスの1位2位3位がテールトゥーノーズとなった5周目の1コーナーで、坪井選手は2位にポジションを上げる。その後、本来ラップタイムの速いF4クラスが追い上げてきて、クラス順位は変わらないもののF4クラスを間にはさみ差が広がってしまう。そして、9周目のレインボーコーナーで坪井選手は、痛恨のスピンでクラス最後尾までポジションダウンしてしまう。再スタート後、ゴールまで走りきりクラス8位フィニッシュとなった。
☆三笠選手コメント
「今回のレースは、今できる事を出し尽くした最善の結果だと思います。予選は不本意な結果になってしまったので、抜きづらいSUGOではタイヤが暖まる前の3周目までに勝負を賭けていました。思惑通り3周目までに2位に上がる事ができました。しかし、松井選手との速さの差があったので、2位のポジションをキープする為にミスのない走りに徹しました。とても悔しい結果ですが、シリーズを考えて、次のもてぎ2連戦で借りを返したいと思います」

☆坪井選手コメント
「スタートで、F4クラスの車を何台か追い抜きましたが、1コーナーのポジション取りが悪くクラス4位にポジションダウンしてしまいました。それでもタイヤの冷えている序盤はライバルよりもペースが良く、クラス2番手までポジションアップする事ができました。本当に悔いが残るのですが、自分のミスでレインボーコーナでスピンしてしまいました。2戦連続でミスしてしまた要因を考え、自分の足りない部分の成長につなげたいと思います」

☆リザルト
2 三笠雄一 美人&LTVRacingDRP 予選4位 決勝2位
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選12位(クラス3位) 決勝18位(クラス8位)

スポーツランドSUGO公式リザルト

F4東日本シリーズ開幕戦もてぎDRPレースレポート

3月16日(日)ツインリンクもてぎ 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:2
ドライバー:三笠雄一
マシン:美人&LTVRacingDRP RK01
エントラント:ガレージ茶畑
クラス:F4東日本シリーズ

ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドFTRS FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス

☆参加美人時計モデル
VANRIさん、犬伏舞さん、鈴木知暖さん、まゆさん
前日までよりも気温が上がり過ごしやすくなったツインリンクもてぎサーキット。8時15分よりF4開幕戦の予選が始まった。

前々日の練習走行から常にトップタイプを記録してきた三笠選手の予選は、クリアラップがなかなかとれず苦しんだが、最終ラップにベスタイムの1’52.558を記録しポールポジションを獲得。絶好調をキープしている。

坪井選手は練習走行から、FCJ車両のダウンフォースを減らしてF4のラップタイムの2秒落ちに性能調整されたマシンのセットアップに苦しんでいた。予選は序盤こそクラストップタイムを記録していたが、コンディションが良くなるにつれ、FCクラスのホンダ勢に先行される。最終的には1’55.657のタイムでクラス5番手となったが、予選で変更したセットで方向性が見えだしたので決勝に期待がかかる。
さらに気温が上がり暖かくなり始めた決勝レースは、11時55分にスタートを迎える。
スタートはFCJ時代から大得意と言っていた三笠選手は、言葉そのまま素晴らしいスタートを決め1周目から2番手の松井選手に1秒の差をつけ逃げる。三笠選手と松井選手は、3番手以下を大きく突き放し、次元の違うラップタイムを継続。さらに三笠選手は、松井選手のラップタイムを8周目まで常に上回り差を広げていく。終わってみるとフォーミュラーレース初優勝とは思えない圧倒的なポールトゥーウィンとなった。
一方FCクラスの坪井選手も抜群のスタートを決め、混雑している1コーナーをアウトサイドから仕掛けて、2コーナー立ち上がりではクラストップ福住選手のすぐ背後、2番手までジャンプアップした。4周目まではなんとか食らいついていたが、タイヤが暖まりコンディションが良くなるとセットアップの完成度の差が出はじめ、徐々に差が開いていく。タイムが落ち始めた7周目からは、クラス3位の石川選手と激しいバトルになる。迎えた11周目のダウンヒルストレートエンドでインをつかれ、立ち上がりで仕掛け返そうとするがバランスを失ってクラッシュリタイヤとなってしまった。
☆三笠選手コメント
「練習走行から気持ち悪いくらいに絶好調だったので、レースも自信がありました。緊張しやすい性格なのですが、前週に行った南相馬のボランティアと、今日のラグジュアリーTVインタビューの緊張感の経験から、自分でもビックリするくらいに落ち着いてスタートを切ることができました。レース中も路面温度上昇のグリップダウンも適切にアジャストできたので、フォーミュラー初優勝とともに自信になりました。今年はF4の舞台で心機一転、全戦優勝を狙っていいきたいと思います」

☆坪井選手コメント
「結果を残して良い流れを作らなければならない開幕戦で、ついついがむしゃらになってしまったことが後悔ですが、反省して気持ちを切り替えていきます。思えば、富士でのシェイクダウンテストでは絶好調だったのに、もてぎでは練習走行からセットアップも進まず、調子も上がらず焦っていたのだと思います。この経験を活かして次戦SUGOでリベンジします」

☆リザルト
2 三笠雄一 美人&LTVRacingDRP 予選1位 決勝1位
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選16位(クラス5位) 決勝18位(クラス6位)

ツインリンクもてぎ公式リザルト

DRPボランティア活動2014年3月度

3月9日、10日と福島県いわき市と南相馬市に半年に一度の訪問をしてきました。

今回は毎回参加してくださっているvermilionの永瀬さんの他に、ドリームレーシングプロジェクト三笠選手も参加しました。

レース活動をできることが、いかに恵まれた環境なのか再認識してもらうとともに、ボランティア活動の中でメンタルとフィジカルトレーニングをかねて開幕戦に備えてもらいます。

もうひとりの坪井選手も参加予定でしたが、トヨタの合同テストと重なってしまい欠席です。

しかし合同テストでは、クラストップタイムを記録し、こちらも開幕戦に向けて準備万端です。

さて9日は、原発作業の中継基地となっているJヴィレッチや、

震災時からいわきを地元とし救援活動の情報をいただいていた友人に現状の話を聞いたり、

いわき市の追悼式に参加させていただきました。

そして夜は郡山に移動し、当日が21歳の誕生日だった三笠選手のささやかな?辛い?誕生日会を早々に切り上げ翌日に備えます。
DRPボランティア活動

10日は早朝に郡山を出発し、南相馬市ボランティア活動センターへ向かいます。

この拠点は、南相馬市の南、浪江町と隣接した小高地区にあり、避難指示解除準備区域となっています。

DRPボランティア活動
去年は水道も復旧していませんでしたが、今年は電気水道が開通していますが、3年たっても未だに住める状況ではありません。

若い世帯は帰宅を断念し他の地域へ移住していますが、お年寄りは帰宅を希望し避難生活を続けています。

したがって、いざ避難指示が解除となっても、自宅周りをまた住める状況に復旧させるのはお年寄りには困難なため、事前にボランティア団体が整備している状況です。

その中で今回は、倒壊したまま置き去りになっていたビニールハウスの撤去をお手伝いさせていただきました。

DRPボランティア活動
三笠選手は慣れないスコップを使い基礎を掘り起こしていましたが、持ち前の順応性でベテランの方々もビックリの活躍でした。

本人にとっては、とても良い経験になったと思います。

今週末はいよいよ、もてぎ開幕戦。

二人の若者の応援もよろしくお願いいたします!