岡山国際サーキット(岡山県)
4月7日(土)予選・第1戦決勝レース 曇り
4月8日(日)第2戦決勝レース 晴れ
細田輝龍 #25 DRP F4: 第1戦 予選2位 決勝2位 第2戦 予選2位 決勝2位
小山美姫 #95 DRP F4: 第1戦予選18位 決勝16位 第2戦予選9位 決勝12位
岡本大地 #18 ATEAM BuzzRacing F110: 第1戦予選10位 決勝9位 第2戦予選14位 決勝15位
昨年ランキング17位に終わった細田選手は「2年目となる今シーズンは言い訳できないシーズン。昨年1年間で吸収したものを今シーズンは全力でぶつけていきます。すでに合同テストでは手応えを感じており自信があります。応援していただいている皆さんの期待に応えられるレースをし、優勝を目指します」と初表彰台の先を狙っている。
小山選手もフィールドモータスポーツに移籍し細田選手とチームメイトとなり「今年も新しい環境からのスタートになりますが、去年の経験をもとにドライビングだけでなく、色々な面で学んだことを活かしたいと思います。まずはポイントを常に取り、シリーズ争いに食い込むことが目標です。さらには表彰台に上がれるように成長していきたいと思っています」と意気込みを語る。
また今シーズン早くもS-FJ鈴鹿シリーズで優勝を飾った岡本選手が開幕戦岡山にスポット参戦。
今年は小山選手とともにSRS-Fの最終選考に残っておりこちらをメインに活動するが「激戦のFIA-F4にチャレンジできるチャンスをいただきとても楽しみです。今年度もシムレーサーがリアルレースで活躍する姿をお見せできるように精一杯頑張ります」と内容が濃くなりそうな一年に期待をよせる。
【公式予選】
前日の雨により所々ウェットパッチが残る難しいコンディションの中、30台のマシンによる予選がスタート。
前日夜から雨は止んでいるので、コンディションはセッション終盤が最高の状態になることが予想される。
タイムはその状況の通り周回を重ねるごとにアップするが、セッション中に2度の赤旗がでる。
細田選手と小山選手は良いポジションどりで常にタイミングモニターの上位を更新していく。
岡本選手も速さを見せるが赤旗再開後のポジションが不運で思うようにアタックできない。
そして最終周にベストを更新した細田選手が2番グリッドを獲得。
セカンドベストも2位となった。
細田選手の後ろを走っていた小山選手は、細田選手がコントロールラインを越えた後にチェッカーが振られてしまったため、タイムアップを逃してしまった。
そのタイミングのため第1戦は18番グリッド、セカンドベストは9位をとなり、自身初の予選シングルポジションを獲得した。
岡本選手は第1戦10位、第2戦14位となった。
【第1戦決勝レース】
気温はかなり低いものの完全なドライコンディションとなり2018年最初のレースがスタート。
細田選手はフロントローから抜群のクラッチミートにより1コーナーでトップを奪取。
直後後続のアクシデントもあり1周目を悠々とトップでクリアする。
岡本選手はポジションキープ、小山選手は混乱により2ポジションダウンでオープニングラップを終える。
トップ争い序盤は2台で膠着状態だったが、タイヤが温まってくるとテールトゥーノーズ。
それでも細田選手は大きなミスを犯さず10周目までトップをキープする。
迎えた11周目のバックストレートエンドでトップを譲ると、ペースが思うように上がらず差をつけられてしまう。
3位の選手の背後に近ずくが、自分のラインを乱さず細田選手にとって初の表彰台を2位で飾った。
岡本選手は4位争いの最後尾9番手で走行するが攻略できずそのままゴール。
小山選手はオープニングラップで20位に落ちたが徐々にポジションを挽回し16位フィニッシュとなった。
【第2戦決勝レース】
朝方は青空が見える良い天気だったが気温はかなり低い。
前日に続きフロントローからスタートする細田選手は第2戦も好スタート。
トップの選手に1コーナーで並びかけるがポジションキープ。
トップの選手はペースが早く序盤から独走体制を築かれてしまう。
それでも細田選手のペースも後続よりは良く、徐々に3位の選手との差を広げていく。
小山選手は自身最高位の9位からスタートするが1ポジションダウン、岡本選手は14位からのスタートだったが、ポジションどりが悪く2ポジションダウンで周回を重ねる。
細田選手は危なげない走りで連続の2位フィニッシュ。
小山選手は女性初のポイント獲得となる10位を走行していたが、終盤2台に抜かれ12位でチェッカー。
岡本選手は中団の争いでポジションを入れ替えていたが最終的に15位となった。
【細田選手コメント】
「今年で2年目となるFIA F4開幕戦は絶対に勝ちたいという強い気持ちを持って望みました。しかし、開幕戦と第2戦は両レースとも2位でした。ワークス勢に割って入り表彰台を獲得出来た事は本当に嬉しく思います!スポンサー様をはじめ、応援して頂いている皆様本当にありがとうございます」
【小山選手コメント】
「初の予選シングルを獲ることができ、自己ベストを更新できましたが、レースラップでは今一つ速さを出すことが出来ず伸び悩みました。課題は残りますが、良い環境、良い車で戦うことが出来たのは、チームをはじめ、応援してくださっている皆様のお陰です。次の富士ラウンドでは必ずポイントを取りにいき、この感謝の気持ちを伝えたいです」
【岡本選手コメント】
「初めてのFIA-F4で、予選では赤旗の洗礼を受け決勝は追い上げを目標としていましたが、一列に隊列ができたまま抜くに抜けず、目標順位には届きませんでした。今回の経験でFIA-F4独特の予選での考え方や決勝レースの組み立て方を勉強することができたので、今後に生かしたいです」
GT300クラス 坪井翔 #25 HOPPY 86 MC: 予選5位 決勝3位
【決勝レポート】http://www.as-web.jp/supergt/357991