「レースレポート」カテゴリーアーカイブ

F4西日本シリーズ最終戦鈴鹿DRPレースレポート

11月24日(日)鈴鹿サーキット 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス

 

F4西日本シリーズ第6戦は、FCクラスにとって今期最終戦となり鈴鹿サーキットで開催。FCクラスのチャンピオンはすでに決定してしまっているが、目下クラス2位の坪井選手は、ランキング2位キープと今期初優勝に挑む。前回の鈴鹿ではポールポジションを獲得しており、課題はスタートなので、マシンのセットアップよりもスタートと走り方の練習に重点を置く。木曜日と金曜日の練習走行は、クラスの違うマシンとの混走セッションのため、クリアラップがとれずライバルとの直接比較ができない。しかし、坪井選手もマシンも調子がよくクラストップタイムを記録する。

土曜日の予選では、練習走行でのデータから走り始めの3周目にタイムが出ることがわかっていたので、その周にクリアラップをとれるようにコースインする。予定通り、3周目に2’04.316の好タイムを記録。その後もほぼ同タイムでラップするが、記録更新は難しいと判断し8周目に早々とピットイン。結果、クラス2番手にコンマ5秒以上の大差をつけて、今季3度目のポールポジションを獲得した。ライバルとの予選でのラップタイムを比較すると、毎周1秒近い差を築いているため決勝は自信が持てる。

日曜日の決勝は、いつもの僅差の戦いから解放され自信に満ちた坪井選手の表情がうかがえた。総合4番手、セカンドローイン側からスタートを迎える。シグナルブラックアウトの瞬間、スタートの反応が悪く総合5、6番手のF4クラスに先に行かれてしまうが、総合3番手のF4クラスのマシンが完全に出遅れたため、1コーナーは総合5番手で進入。しかし、イン側が詰まってしまった為に、2コーナーをアウト側からFCクラス2番手の福住選手にかぶされてしまいクラス2番手にポジションダウンしてしまう。続くS時は福住選手の背後に付け、すかさず逆バンクで並びかけ、ダンロップコーナーでクラストップのポジションを奪い返した。ペースの良い坪井選手は、すぐさま総合4番手F4クラスのマシンに追いくが、立ち上がりとストレートスピードが速くパッシングに至らない。4秒台のペースで走れることがわかっていたが、コーナーで追いついてもストレートで離されてしまう為、総合4番手のF4クラスのペースに付き合わされることとなってしまう。それでも後ろを走るFCクラスのライバルは、このペースに付いてくるのが精一杯で坪井選手のポジションを脅かすまでには至らない。その後終始行く手を阻まれるが、冷静にペースを乱すことなくファステストラップ更新しながら10周を走りきり、今季初勝利を手に入れた。この結果で坪井選手は、FCクラスランキング2位で2014年のシリーズを締め括ることができた。
☆坪井選手コメント
「今シーズン未勝利で終わるわけにはいかないので、今回のレースは事前にチームと話あったり、S-FJのマシンでトレーニングを積ましてもらったり、シミュレーターで走りを確認したり、できうる準備を全てして臨みました。その結果が勝利に結びつき、協力していただいた方々に恩返しできたと思います。ゴール後、メカニックの方と抱きしめあった際には、今までの苦労と優勝の喜びが込み上げてきて思わず涙が止まらなくなりました。
今シーズン序盤は、不必要なミスを犯したり、勝てるレースを落としたり、なかなか結果が出ずに焦っていましたが、気持ちを入れ替えてシリーズ後半から徐々に結果が付いてくるようになりました。そして最後にポールトゥーウィンという結果で、速さと強さを見せることができ、来シーズンのステップアップにも希望と自信がつきました。
今年レースができるのかどうかわからなかった状況から、協力していただいたり、応援していただいた皆様に本当に感謝しています。また、今までの人生で経験できなかった、いろいろなことが学べ成長できました。
スタートがまだまだ未熟な坪井翔ですが、今後も宜しくお願い致します。」
☆リザルト
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選4位(クラス1位) 決勝4位(クラス1位)
鈴鹿サーキットリザルト

F4東日本シリーズ最終戦富士DRPレースレポート

9月21日(日)富士スピードウェイ 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:2
ドライバー:三笠雄一
マシン:美人&LTVRacingDRP RK01
エントラント:ガレージ茶畑
クラス:F4東日本シリーズ

ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス

 

前日に同じ富士スピードウェイでF4西日本シリーズが開催されていた為、今シーズン最多の28台がエントリー。金曜日の練習走行から大混戦となった。そんな中、三笠選手は2番手の平木選手にコンマ3秒差を付け、トップタイムを記録し練習走行を終える。坪井選手は得意な富士スピードウェイでクラス3番手と伸び悩んだ。

土曜日の予選は肌寒く、2時間前に行われた西日本シリーズの予選でタイヤが暖まりづらい状況が確認されている。その為ほとんどの車両が、ピットインせずに積極的にタイムアタックを重ねる。三笠選手は序盤からトップタイムを更新していき、唯一の42秒台1’42.889を記録しポールポジションを獲得した。
坪井選手は西日本シリーズの予選と同様に、思ったようなタイムの伸びがなく1’44.995でクラス6番手となった。

日曜日は前日よりも気温が上がり過ごしやすい秋晴れの陽気の中、14:10に15周のレースがスタート。三笠選手は、絶妙なスタートを決め、1周目から1秒以上の差をつけてホームストレートに戻ってきた。しかし、2周目にアクシデントが発生し、3周目からセーフティーカーが入る。アクシデントの処理が完了し、6周目から再スタート。三笠選手はここでもスタートを決め、無くなったマージンを取り戻した。その後は危なげなくトップをキープし、ポールトゥーウィンで今期5勝目を飾った。
坪井選手は、無難なスタートを決めて1周目にポジションを一つ上げ、クラス5番手からセーフティーカーラン再スタート。クラス3番手4番手の選手に徐々に近づき8周目の13コーナーで4番手、9周目の1コーナーで3番手選手を立て続けにパスしクラス3位に浮上。その後、ペース良くクラスファステストラップを更新しながら、1番手2番手選手を追う展開となる。徐々に差が詰まってきたが、F4クラス車両に前を塞がれ追い上げもここまで。前日に続き表彰台となるクラス3位でフィニッシュとなった。
三笠選手は、東日本シリーズを6戦中5回のポールトゥーウィンと2位1回で圧巻。前戦で東日本シリーズのチャンピオンは決めていたが、この東日本シリーズ最終戦の勝利でグランドチャンピオンにも王手をかけた。
坪井選手も連続表彰台により、激戦のFCクラスでシリーズポイント総合2位に浮上した。

 

☆三笠選手コメント
「ここまで圧勝できたので、最終戦も勝ててホッとしてます。去年の最終戦では、レースを辞めようかとまで考えていましたが、諦めずにチャレンジしてきてよかったです。12月の日本一戦も決定戦も勝って、2014年のチャンピオンとして来シーズンもチャレンジしていきたいと思います」

 

☆坪井選手コメント
「予選が悪かったので厳しい決勝レースとなりました。でも、昨日のレースでストレートスピード伸びないトラブルを解消していただいたおかげで、ファステストラップを記録して追い上げることが出来ました。苦しい中で、2戦連続表彰台に上がれたことは自信となりました。残すは西日本シリーズ鈴鹿一戦なので、最後は勝って締めくくりたいと思います」
☆リザルト
2 三笠雄一 美人&LTVRacingDRP 予選1位 決勝1位
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選19位(クラス6位) 決勝14位(クラス3位)
富士スピードウェイリザルト

F4西日本シリーズ第5戦富士DRPレースレポート

9月20日(土)富士スピードウェイ くもり

☆参戦ドライバー
ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス

 

F4西日本シリーズ第5戦は、富士スピードウェイでF4東日本シリーズ最終戦と2日連続開催。坪井選手はFCクラスで両シリーズに参戦する。前日の練習走行では、得意で自信のある富士スピードウェイだったが、ライバルのホンダ勢が速く3番手タイムで終えた。

午前の予選は、前日のセットアップを見直しタイムアタックに挑む。開始序盤は、1、2番手でタイムを更新して行くが、気温の低い状況でタイヤが暖まりづらい。終盤になってタイヤが暖まると、ライバルが大きくタイムアップするがそれについて行けない。FCクラストップとコンマ2秒差と僅差ではあるが、1’44.684でクラス5番手と不本意なポジションで予選を終えた。
午後の決勝も肌寒い気温の中、レースがスタート。F4クラスをあわせて25台が1コーナーでひしめき合う。総合ポジションでは14番手の坪井選手は、スタートを決めクラス3、4番手のライバルをパス。大混乱の1コーナーを大外から進入し立ち上がると、F4クラスの車両もかわし、1周目をクラス2番手までポジションアップすることに成功。クラストップの福住選手を追いかける。タイヤが暖まる前の序盤こそ、F4クラスマシンとの駆け引きがありながらも、福住選手の背後でチャンスを伺うが、徐々にペースアップについて行けず差が広がり始める。終盤は後続ライバル程のタイムアップは無かったが、しっかりと走りきり、クラス2位でフィニッシュすることができた。
クラス2位表彰台により15ポイントを加算し、FCクラス西日本シリーズ2位、FCクラス総合も2位までランキング浮上となった。
☆坪井選手コメント
「予選は想定外のポジションに終わり悔しかったですが、富士は得意で、抜くことのできるサーキットなので、気持ちを切り替えることにしました。決勝は集中しスタートから1周目にかけていました。1コーナーの混戦はイン側に固まっていたのでラッキーでした。それでもそのチャンスを見逃さず、うまく2コーナーを立ち上がれたので、コカコーラコーナでもポジションを上げることができました。1周目を終えて福住選手の背後に迫った時はいけると思ったのですが、ストレートがなぜか伸びず、徐々に遅れをとる展開
となってしまいました。これでも集中力を切らさず、ポジションをキープできたことは良かったと思います。シリーズランキングを上げることができたので、明日の東日本シリーズもポイントを加算したいと思います」
☆リザルト
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選14位(クラス5位) 決勝10位(クラス2位)
富士スピードウェイリザルト

F4西日本シリーズ第4戦鈴鹿DRPレースレポート

8月17日(日)鈴鹿サーキット東コース 雨

☆参戦ドライバー
ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス
F4西日本シリーズ第4戦は鈴鹿サーキット東コースで開催。前戦の鈴鹿ではFCクラスホンダ勢のラップタイムに遅れをとっていたが、今回は金曜日の練習走行から調子がよくトップタイムを記録。しかし、ホンダ勢トップとの差は僅差で、土曜日の練習走行でもさらにセットアップを煮詰めていく。その最終セッションは走りはじめからペースが良くタイム計測3周目でこのセッションのトップタイムを記録していたが、次の周にクラッシュしてしまった。チームは明日の予選と決勝に備えて、修復作業に取りかかった。

日曜日は9:40より予選開始。
坪井選手は、開始早々からクラストップタイムをマークし5周目に50.906を記録。その後、最終コーナーでコースアウトする車両があり全車タイムアップできない。黄旗解除後も気温の上昇でタイムアップする選手がいなく、総合4位、クラスポールポジションを獲得した。

決勝レース開始1時間前から雨が降りだし、コースはウェットコンディションに変化。チームはウェットセッティングに変更し坪井選手をグリッドへ送り出すが、スタート前に小雨に変化した。F4クラス3台に次ぐセカンドローについた坪井選手はスタートに集中力を高める。スタートの動き出しは良かったが、ストール気味になりその後の加速が鈍ってしまった。FCクラス2番手の福住選手に1コーナーでかわされ、総合5位クラス2番手に後退。2周目の2コーナーでF4クラスの1台がコースアウトし総合4位に浮上。総合2位を走るF4クラス車両はペースが遅く、FCクラス1位と2位の福住選手と坪井選手は詰まってしまう。3周目の最終コーナーで福住選手は総合2位のF4車両をパッシング、坪井選手もそのF4車両のスリップに付きメインストレートから1コーナーで、パッシングを試みるがブロックされ抜けない。ラップタイムが1秒以上遅い車両の執拗なブロックに阻まれ、8周目の1コーナーでようやく総合3位クラス2位に浮上。しかし、この4周の間にクラストップの福住選手に4秒もの差をつけられてしまった。その直後9周目に総合トップF4クラスの選手がドライビングスルーペナルティのため、坪井選手は総合2位に浮上。今シーズンの混走F4レースで初めてFCクラスが総合1位と2位を走ることとなり、ここから坪井選手の追い上げが始まる。前が開けて1秒以上ラップタイムを上げるが、福住選手も同様のため差は縮まらなかったが、この2台だけラップタイムが飛び抜けて速く、クラス3番手に大差を付け始める。雨がやみ路面の水量が減った14周目あたりから福住選手との差が縮まり始める。毎周クラスファステストタイムを更新するが、23周のチェッカーフラッグをトップとコンマ9秒差、クラス3位に20秒以上の差を付けて駆け抜けた。西日本シリーズポイントはクラス2位に浮上し、残り2戦で逆転チャンピオンに望みをつなぐ。
☆坪井選手コメント
「今回は勝てるレースだっただけに本当に残念です。鈴鹿東コースは多少のラップタイムの差では抜けないので、予選でポールポジションを獲得したまでは、前日のクラッシュを挽回できたと思いました。決勝もウェットコンディションは得意なので自信があり、F4クラスとのマシン差が縮まるので総合順位で表彰台も狙っていました。スタートはストール気味になりクラッチを踏み直してしまったので福住選手にかわされてしまいました。レースペースに自信があったのでチャンス伺っていましたが、ペースの遅いF4クラスを抜くのに時間がかかってしまい大きな差ができてしまいました。でも、路面状況が良くなるにつれて、差が縮まり始めたので毎周フルアタックしていました。あとわずかでしたが、スタートを決められなかったことが敗因です。チームと速い車を作ることができたので、迷惑を掛けた分、次の富士は絶対に勝ちたいと思います」
☆リザルト
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選4位(クラス1位) 決勝2位(クラス2位)
鈴鹿サーキットリザル

F4東日本シリーズ第5戦筑波DRPレースレポート

8月3日(日)筑波サーキット 筑波

☆参戦ドライバー
ゼッケン:2
ドライバー:三笠雄一
マシン:美人&LTV Racing DRP RK01
エントラント:ガレージ茶畑
クラス:F4東日本シリーズ
F4東日本シリーズ第5戦は筑波サーキットで開催。今回はFCクラスが不参加のため、エントリー8台と少し寂しいが、三笠選手のチャンピオンが決まる可能性がありメインレースと注目が集まる。三笠選手は筑波初走行ながら、金曜日、土曜日の練習走行でトップタイムをマークし、チャンピオン決定の期待がかかるとともに、本人には大きなプレッシャーとなる。

決勝レースの日曜日は35度を超える酷暑となり、フィジカルとタイヤ選択に悩まされる。というのも、練習走行でのベストタイム55.0秒はユーズドタイヤで記録したので、ニュータイヤが暑さにマッチしていなかった。すんなりとユーズドタイヤを選択したいところだが、予選と決勝の周回数にライフが持つかという心配もある。ライバル達は問答無用ニュータイヤを選択する中、三笠選手の判断で、ユーズドタイヤで挑むことに決めた。

10:55予選アタック開始と同時に一番でコースイン。ユーズドタイヤのため、1周目からライバルを大きく引き離す55.8秒をマーク。55.5秒、55.3秒、55.2秒、55.18秒とタイムを更新しトップタイムをキープするが、松井選手が55.144でトップタイムを更新。その翌周に山田選手が55.135を記録し、三笠選手は3番手に後退する。一度ピットインし、再度アタック開始。コンスタントに55.2秒台を記録するがなかなかベストを更新できない。そんな中、渾身のアタックで14周目に55.109を記録しトップ浮上!さらにラストアタックを試み最終コーナーで前車の背後についた瞬間に挙動を乱しコースアウトしてしまう。なんとかクラッシュを回避でき、ポールポジションを獲得することができたが、タイヤ左前後輪にフラットスポットを作ってしまい、決勝に不安要素を残してしまった。

スタートが得意な三笠選手は、決勝レースで難なくホールショットを奪う。しかし、直後の第1ヘアピンで、3番手4番手のマシンが接触し、コース上にストップしてしまいセーフティーカー先導となった。2台のマシンを回収するまでに6周を費やし、7周目からレース再開。ここでもローリングスタートを綺麗に決めてトップをキープするが、直後に山田選手と松井選手が迫る。10周目を過ぎると3番手松井選手が徐々に遅れをとり、三笠選手と山田選手の一騎打ちになる。その後常に山田選手のプレッシャーを受けるが、集中力を切らさずミスすることなく25周のチャンピオンを決めるチェッカーフラッグを受けた。
☆三笠選手コメント
「今年は、開幕戦のフォーミュラー初優勝から好調を維持して、念願の初チャンピオンを決めることができました。
これも偏に継続して応援してくださった皆さんのおかげです。
シーズンはまだ途中で日本一決定戦も残っていますし、レーシングドライバーの第一歩に過ぎませんので、プロに向かって今後も努力していきたいと思います。
でも本当に、タイヤのこともありスタートは緊張しました。。。
プレッシャーから解放されたので、今晩だけは余韻に浸りたいと思います!」
☆リザルト
2 三笠雄一 美人&LTV Racing DRP 予選1位 決勝1位
筑波サーキットリザルト

F4西日本シリーズ第3戦鈴鹿DRPレースレポート

7月6日(日)鈴鹿サーキット くもり

☆参戦ドライバー
ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス
F4西日本シリーズ第3戦は鈴鹿サーキット。今回は金曜日練習走行、土曜日午前中にフリー走行、午後に予選、日曜日に決勝とF1のようなスケジュールで開催された。
坪井選手は金曜日の走り始めから好調で、トップタイムを記録した。

土曜日のフリー走行は、エンジンを載せ替えたホンダ勢が早く4番手タイムに後退。予選開始序盤はトップ争いをしていたが、ライバルがタイムアップする中、アンダーが強くなりライバルのような伸び幅がない。最終的にクラストップからコンマ5秒はなされ、予選はクラス5位で終えた。熾烈な争いのFCクラスでのコンマ5秒差は厳しい決勝レースが予想される為、セッティングを見直す。

決勝レースの日曜日は、明け方まで降った雨によりウェットコンディションだったが、F4レーススタート時にはドライコンディションに回復した。坪井選手は、前日のアンダー傾向のセッティングをアジャストしてスターティンググリッドにつく。スタートダッシュが決まり、F4車両を挟みつつも石川選手、坂口選手、福住選手のホンダ勢に続きクラス4位で2コーナーを立ち上がる。しかし、ホンダ勢の車両は立ち上がりからストレートが早く、1周目から徐々に引き離されてしまう。そして5周目のヘアピンで後続マシンにプッシングされてしまいスピンし、最後尾までポジションを落としてしまった。すぐに再スタートし追い上げるが、前方マシンとの差は大きく、クラッシュリタイヤの選手とペナルティの選手がいたため、クラス5位フィニッシュとなった。
☆坪井選手コメント
「いつも練習走行は調子が良いのですが、予選も決勝も満足のいくドライビングができませんでした。
バランスの良いセッティンでなかったとはいえ、ホンダ勢の速さについていけず、決勝に至っては1秒以上も離されてしまいました。
課題のスタートはうまく決められましたので、次戦も鈴鹿で苦戦が予想されますが、トヨタ勢トップはもちろん、ストレートの速いホンダ勢に対抗したいと思います」
☆リザルト
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選11位(クラス5位) 決勝13位(クラス5位)
鈴鹿サーキットリザルト

F4西日本シリーズ第2戦岡山DRPレースレポート

6月15日(日)岡山国際サーキット 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス

日曜日は前日同様好天に恵まれる。第2戦の予選は、前日の失敗を教訓にクリアラップのとれるスペースを探しながらタイヤウォームアップ周回を重ねる。常にクラストップ、2番手タイムを記録しながら8周目に1’33.780のタイムで、根本選手に次ぐクラス2番手となった。

第2戦決勝スタートもあまりよくなかったが、クラストップ根本選手に並び1コーナーへ進入。2コーナーではアウトサイドになってしまう為に2番手をキープ。後ろにはクラス違いのマシンが1台は入り、クラス3位の石川選手を突き放す。根本選手よりもペースがよくパッシングを試みるが、背後に付くとダウンフォースが抜けてしまい抜くに至らない。結局最後までミスの無い根本選手にチャンスをもらえずに、クラス2位に甘んじた。
☆坪井選手コメント
「決勝はペースがよく勝ちを意識しましたが、どうしても抜けませんでした。やはり予選でポールをとれなかった事が敗因です。ここ数戦スタートもよくないので、次戦はポールポジションをとりスタートを決めてぶっちぎりで勝ちたいと思います」
☆リザルト
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選8位(クラス2位) 決勝5位(クラス2位)

岡山国際サーキットリザルト

F4西日本シリーズ開幕戦岡山DRPレースレポート

6月14日(土)岡山国際サーキット 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス
坪井選手にとって初の岡山国際サーキット。事前にコースレイアウトを覚える為に、シミュレーターでトレーニングを行いF4西日本シリーズの開幕戦に挑む。木曜日と金曜日の練習走行では常にクラストップタイム近辺を記録し期待がかかる。

土曜日の開幕戦は、9:10より予選が開始された。坪井選手は入念にタイヤウォームアップを行い、4周目からタイムアタックに入ったところで前車に詰まってしまう。少し間を置き5周目に1’33.696を記録するがこの時点で3番手タイム。その後もアタックを継続するがタイムを縮められない。終盤1台にかわされて、石川選手、根本選手、福住選手に続くクラス4位となった。

13:15決勝スタート。坪井選手のスタートはあまりよくなかったが、順位をキープし1コーナーへ進入。ここで根本選手のコースアウトにより、石川選手、福住選手に続くクラス3番手で2コーナーをクリア。バックストレートで4番手の選手にスリップに入られなんとか抑える。続くリボルバーコーナーでインを取られ4番手に落ちるが、すぐさまパイパーコーナーで抜き返す。クラストップの石川選手と福住選手の間にはクラスの違うマシンが1台入り石川選手はどんどん逃げ始める。坪井選手は1周目のバトルでできた福住選手との差を毎周縮め背後に迫る。しかし、背後まで迫るとダウンフォースが抜けてしまいなかなか抜くまでに至らない。その後チャンスは訪れず、クラス3位でゴールとなった。
☆坪井選手コメント
「予選は旨く組み立てができず想定タイムを出す事ができませんでした。決勝は1周目のポジションアップに掛けていましたが、スタートが決まらず、逆にプッシュされる事になってしまいました。中盤のペースは良かったのですが抜くに至らない為、終盤は後ろをしっかりと見ながら順位をキープする走りに切り替えました。明日は予選で前に出て、スタートをうまく決めたいと思います」
☆リザルト
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選11位(クラス4位) 決勝9位(クラス3位)

岡山国際サーキットリザルト

F4東日本シリーズ第4戦もてぎDRPレースレポート

5月11日(日)ツインリンクもてぎ 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:2
ドライバー:三笠雄一
マシン:美人&LTVRacingDRP RK01
エントラント:ガレージ茶畑
クラス:F4東日本シリーズ

ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス

☆参加美人時計モデル
田中美央さん、大塚未喜さん、鈴木知暖さん、あやたすさん
第3戦に引き続き翌日の第4戦も栃木県茂木町は、晴天に恵まれ夏日の暑さとなった。

三笠選手は昨日のセットのまま、2戦連続ポールポジション獲得に挑む。予選開始序盤は、前車を抜きながらクリアラップをとるべく最前方を目指す。最前方にに出た3周目に1’53.065と、早くも前日のポールに迫る好タイムを記録。クリアラップになった4周目からさらにタイムアップを試みるが、気温の上昇によるパワーダウンと路面温度の上昇によりタイムが縮められない。抜きながらの周がベストラップのため、クールダウンラップをとり再アタックを試みるがベストタイムを更新する事ができなかった。しかしこれは、ライバルも同じ条件なので、最後まで三笠選手のタイムを上回る者が現れず、見事2戦連続のポールポジション獲得となった。

坪井選手も調子は良いため、前日のタイム出しを見直し、クラストップタイムに挑む。前日同様、序盤から好タイムを重ね、4周目に1’55.869を記録。前日は予選の最後の最後に逆転されてしまったため、後半にタイムがでるように走りを改善していた。しかし、三笠選手同様に、気温の上昇により序盤のベストタイムを更新する事ができない。現状のコンディションでは、タイムの更新は難しいと判断し、ライバルよりも1周遅く出たにもかかわらず、早めに予選アタックを終了させた。この判断は正解で、結局坪井選手の4周目のベストラップを上回るライバルが現れず、見事に今期初クラスポールポジション獲得となった。
ダブルポールを飾った三笠選手と坪井選手は、美人時計モデル4人とピットウォークで声援を受け、決勝レースに備える。

三笠選手はスタートが得意な事と、3回目のポールスタートに慣れてしまった事が慢心につながる方が怖いというくらいに余裕を持ってスタートを切った。序盤は、後方集団が荒れていたため、コース内に巻き上げられたダストにペースをつかめず、2位の山田選手を引き離す事ができない。それでもスリップストリームに入られないくらいの差を保ち、路面コンディションが整ってくると徐々に差を付け始める。結局もてぎでは一周もトップを譲る事なく第4戦も完勝で前日に引き続き2連勝を飾った。これで、シリーズポイントも4戦3勝2位1回と独走状態となった。

対照的にFCクラスの坪井選手は、今期初ポールスタートで初優勝をと意気込む。その意気込みとは裏腹にスタートの瞬間にストールしてしまった。すぐに再スタートを切ったものの、最後尾までポジションダウンしてしまい1コーナー2コーナーをクリアしていく。しかしここから怒濤の追い上げが始まる。まず、2コーナーの立ち上がりからF4車両のスリップに付き抜き、3コーナーアウトからFCクラスを1台パスし、7位にポジションアップ。4コーナー立ち上がりから、FCクラス5位と6位のスリップに付き、5コーナーで2台まとめてアウトからパスし5位にポジションアップ。S字を抜けV字コーナーで、FCクラス3位と4位がバトルしているところに追いつく。そして続くヘアピンでバトルしている2台をまとめて今度はインからパスし3位にポジションアップする。そして1周目終了時には、FCクラス1位と2位のすぐ後ろでコントロールラインを通過して行った。スタートのミスで切れる事なく、得意の序盤にトップ奪回を試みる。2周目もプッシュし続け、ダウンヒルストレートでクラス2位大津選手のスリップから抜け出し、クラス1位の根本選手にアウトから並びかけ、90度コーナーに侵入。1位根本選手はとらえられなかったが、2位キープと思われた矢先、イン側の選手がアウト側に迫ってきて接触をさける為に失速。真後ろの選手に抜かれ4位にポジションダウンしてしまった。3周目からは全車タイヤが暖まると、ラップタイムも落ち着きパッシングに至らない。見せ場はここまでで、悔しいクラス4位でゴールとなった。
☆三笠選手コメント
「もてぎに来る前までは、菅生のリベンジを倍返しだと言っていましたが、本当に2連勝で倍返しできてびっくりです。シリーズポイントも結構差を付ける事ができたので、シリーズチャンピオンと日本一決定戦を確実にしたいと思います。これからも応援よろしくお願いします」

☆坪井選手コメント
「リヤが食い過ぎた感じで一瞬ストールしてしまいました。頭が真っ白になりかけましたが、すぐに再スタートできたので、気持ちを切り替え集中して挽回しました。トヨタでお世話になっているメンタルトレーニングの他に、自分でも本を買って勉強しているのですが。なかなか調子と結果が伴わないですが、失敗を成長に繋げて次戦に活かしたいと思います」

☆リザルト
2 三笠雄一 美人&LTVRacingDRP 予選1位 決勝1位
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選15位(クラス1位) 決勝15位(クラス4位)

ツインリンクもてぎ公式リザルト

F4東日本シリーズ第3戦もてぎDRPレースレポート

5月10日(土)ツインリンクもてぎ 晴れ

☆参戦ドライバー
ゼッケン:2
ドライバー:三笠雄一
マシン:美人&LTVRacingDRP RK01
エントラント:ガレージ茶畑
クラス:F4東日本シリーズ

ゼッケン:92
ドライバー:坪井翔
マシン:美人&LTVフィールドDRP FC106
エントラント:FTRS
クラス:F4東西シリーズ FCクラス

☆参加美人時計モデル
田中美央さん、大塚未喜さん、鈴木知暖さん、あやたすさん

F3、F4、S−FJミドルフォーミュラーのみの今大会スーパーもてぎチャンピオンカップレースは、晴天に恵まれた。しかし、風が強く気温も上昇傾向にある為、路面状況を読まなくてはならない。
三笠選手にとって、地元で得意なサーキットのツインリンクもてぎでは、開幕戦からポールトゥーウィンを飾っているため、自信と余裕を持って挑める。前日の練習走行から常にトップタイプを記録しているため、大きなセット変更もなく、路面コンディションの把握を念頭に予選に挑んだ。クリアラップのとれるスペースを見つけながらタイヤを暖め、開始早々の4周目に1’52.985を記録。その後、2番手との差があることと、路面状況からタイムアップが望めないと判断し8周でピットイン。ただ一人52秒台で2番手にコンマ4秒差をつけポールポジション獲得となった。

坪井選手は開幕から2戦連続でミスを犯し不本意な結果となっている為に、今大会にかける想いが強い。その強い想いとともに前日練習は、様々なセットを試しながらトップタイムを記録していた。レースでもタイヤが暖まる序盤が強い坪井選手は、予選開始から好タイムを塗り替え8周目までクラストップタイムの1’55.886を記録したが、最後にタイムが伸ばせずクラス3位となった。
午前中よりも気温が上がり半袖でも充分な暑さだが、相変わらず風の強いコンディションで決勝レースを迎える。
三笠選手は、開幕戦の再現となるようなスタートとレース展開となった。一つ違うのは、2番手が加藤選手となり、トップと2位の差が5秒、2位と3位松井選手の差が8秒以上と開幕戦を上回る大差でポールトゥーウィンとなった。
一方FCクラスの坪井選手もスタートを決め、得意の序盤にクラス1位根本選手と2位福住を追い立てるが抜くまでにはいたらない。レース後半は逆にペースが上がらず、3位をキープするレースとなってしまった。しかし、今シーズン初のミスのない結果となり、翌日の第4戦に期待がかかる。

☆三笠選手コメント
「第2戦SUGOでは悔しい2位だったので、得意のもてぎでは絶対に勝とうと思っていました。シリーズポイントも単独のトップになれたのも良かったです。明日も連勝目指してがんばります。」

☆坪井選手コメント
「調子が良かったので、3位には満足できてません。予選も決勝も後半にタイムが落ちてしまうので、明日はその辺の走り方とセットを見直します。今シーズン初めてまともなリザルトを残せたので気持ちを引き締めて明日の第4戦に望みたいと思います。」

☆リザルト
2 三笠雄一 美人&LTVRacingDRP 予選1位 決勝1位
92 坪井翔 美人&LTVフィールドDRP 予選16位(クラス3位) 決勝13位(クラス3位)

ツインリンクもてぎ公式リザルト